GAME ver2 (ページ9)

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重岡さんと別れた後、私は家についてすぐにシャワーを浴びてベッドに潜り込んだ

翌朝、掲示板の様子を確認をする

「…ない、」

神山君は掲示板に書き込みはしていなかった

何も情報が得られないことに不満な気持ちを持ちつつ、私は準備をして職場へ向かった

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職場へ着くと、私以外の人は揃っていた

「おはよう、今日についてやけど…」

「俺と照史が外で聞き込みの調査に行く、そして3人は中で防犯カメラの映像について調査してほしい」

濵田さんの言葉を聞いてドキッとする

いつか来るとは思っていたけど、今日は神山君と活動をするなんて

「Aちゃん、もし何かあったらもんちと流星に頼んでな」

「全然遠慮なく言ってええから」

桐山さんと藤井君に励まされるような言葉を言ってもらえたが、心の奥では緊張感があった

もし神山君に刺激を与えるような言葉と行動を行ってしまえば、のんちゃんに危険が及ぶかもしれない

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「…とりあえず、小瀧さんが失踪した日の映像から何かあるか調べるか」

「おん、了解」

3人で黙々と映像の内容を確認する

「中間さんの時みたいに怪しい車とかは見つかった？」

「まだ見つからへん」

「それっぽいのは…まだ」

今回の調査を進める中で、前回の事件の時と違う問題が発生したことがわかった

それはのんちゃんが、どの車で連れ去られたかわからないことだ

「出勤時間だから、車が多くてわからへん…」

藤井君がポツリと呟く

前回の事件の時に使用した車は見つかってるから、同じ車ではないだろうと考える

「…そうだね」

そしてのんちゃんの事件だけでなく、私達3人にも問題が発生していた

「Aちゃんも神ちゃんも、今日発言少なくない？」

「え、そう？、流星の勘違いじゃない？」

私は神山君のことを気にして、自分から神山君に話しかけることはしなかった

そんな私の様子に気づいてか、神山君から私に会話をすることもなかった

「勘違いやない…2人共今までの事件の時、もっと話し合ってたよ」

もうすぐお昼の休憩の時間を迎えようとする時、藤井君は私と神山君への違和感を露わにする

「2人の間に何かあったんか？」