GAME ver2 (ページ4)

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後ろから神山君の声を聞こえた瞬間、私の身体は震え出した

もしかして私が言おうとしたことをわかって、このタイミングで来た？

「ごめんなさい…今は辞めて違うタイミングで話します」

「す、すみません…来ちゃいけないタイミングで来てしまいました？」

「あ、いやそんなことない、来てくれてありがとう神ちゃん」

何となく3人の中で気まずい空気が流れた

神山君は私と濵田さんを交互に何回も見ながら戸惑っている様子を見せる

「もうすぐ他の人達も来るやろ、流石に人前でこの格好では出れないからお手洗い行くわ」

濵田さんは身だしなみを整えに出て行った

部屋に2人だけになったのがわかると、神山君は神妙な表情からニコニコと笑い、此方に目を向けた

「ルール違反は駄目だって言ったよね？」

完全に私の行動が読まれている

さっき謝って気まずそうにしていたのも全部、演技なんだ

「…っ、」

「下手な行動すると彼氏さん、どうなっちゃうんやろうね」

私は何も言い返せないまま、ただ神山君にじっと視線を送ることしか出来なかった

そんな私の様子を、神山君は微笑みながら楽しそうに見つめていた