GAME (ページ31)

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「おはよございま、あれ？今日は藤井君だけ？」

朝、職場に着くと居たのは藤井君だけ

「先輩2人組は捜査やら会議で外に行って忙しくて、神ちゃんは体調悪いから遅れて来るって」

「そっかー、神山君無理をしないといいけど」

「とりあえず俺ら2人で午前中は頑張ろ」

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「とりあえずキリがいいから、一旦昼飯にしよ」

「そうね、後は午後からにして…」

「じゃあ俺は外で食べてくる〜」

休憩の時間になり携帯の通知を確認するが、のんちゃんからのメッセージは来ていなかった

この前私が忙しかったように、のんちゃんも仕事が立て込んでいるのか

「遅れてすみませんっ！、ってあれ？Aちゃんだけ？」

「藤井君はご飯食べに行って、濵田さん達は外に捜査とか行ってるよ、神山君は体調大丈夫？」

1人でご飯を食べていると、勢いよくドアが開き、来たのは神山君

「そっかー、俺は大丈夫、病院で薬貰って来たから…」

「それならよかった」

「あ、そうだAちゃん今日誕生日だよね？」

「うん、そうだけど」

私が誕生日であることを知ると、ニコニコしながら神山君がこっちに来た

「あんな、あんま大きい声で言えないけどAちゃんの誕生日プレゼント用意してん」

「え、本当、そんなに気を遣わなくていいのに…」

「今日の帰る前さ、少しだけ待っててくれん？」

「わかった、ありがとう」

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「お疲れ様ですー」

仕事が終わり、携帯の通知を確認をする

のんちゃんからのメッセージは来ていなかった

「…どうして」

仕事が立て込んでいるのだとしても、流石に連絡すると言ったのに何も無いのは不安になった

今日は私の誕生日だから連絡すると言っていたのに

「…Aちゃん、ごめんな？待たせて」

「あ、ううん大丈夫だよ」

せめて神山君には不安になっている所は見せないようにしよう

「ちょっと他の人が居る所で私情を持ち込むのは良くないからさ、こっち来てほしい」

連れて来られたのは使っていない会議室

「ごめんなぁ此処まで、誕生日プレゼントなんだけどさ、これ見てほしい」

神山君はスマホの画面をこちらに見せた

「…なに、これ、」

スマホの画面には、手足を拘束され倒れているのんちゃんが写っていた