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「流星とAちゃん、山の中で怪しい建物が発見された、準備が出来次第向かうで」

「…え、本当ですか」

桐山さんに起こされ、時間を確認すれは朝の4時であった

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職場に神山君も戻って来て、捜査について桐山さんと濵田さんから話を聞く

「起こしたり呼び出ししてごめんな、実はさっき不動産の方から連絡来て、山の中で空き家があるって聞いて」

「その空き家が何かあるんですか」

「その空き家数年前まで老夫婦が住んでた家らしいけど…これ見てほしい」

桐山さんが渡した紙には、空き家についての情報がメモに書かれていた

「…地下室がある、」

「そう、ただ高い位置に家があることもあって、存在が見つけられず捜査されてなかった」

「まだ中間さんは生きている可能性がある、犯人が日付変わってから中間さんの元へ行ってなければ」

桐山さんの言う通り、犯人はいつも朝の時間に書き込みと写真を載せていた

日付は変わってしまったが、もしかしたらまだ間に合う可能性もあるのかもしれない

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車を走らせること1時間以上は経っただろうか

木々しか見えなくなった景色をどんどん高く登り、桐山さんが話していた空き家がポツンと姿を見せた

「此処から数十分車を走らせた所に、黒い車が発見されたらしい」

黒い車の発見場所からも、家の場所を考えても老夫婦が住んでいた空き家が、1番中間さんが居る可能性が高いだろう

「後から他の警察とかが来るみたいだから、先に俺達で中を確認しよう」

空き家に着いた私達は、急いで家の中を確認する

広い家の中、廊下を進んだ所に地下に続く階段があった

「…これ、」

5人で目を合わせ、階段へと足を踏み入れた

地下へ続く階段に下り、その先にあった扉を開けた

「中間さん、中間さんは居ますかっ」

中は無機質な真っ白な部屋、奥に椅子とベッドだけが置かれていた

ベッドの端には茶髪の男性が倒れていた