GAME (ページ27)

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「よーし皆揃ったか？、今日は長い戦いになると思うで」

濵田さんの言葉に緊張感が走る

今日中間さんを発見出来るかで、彼の運命は大きく変わってしまう

「まず神ちゃん昨日はありがとうな、不動産に連絡して山の方や海の方の建物の調査も一緒に進めている」

「本当ですか、ありがとうございます」

「今日は今まで通りの地域の調査と山と海の方への調査で別れている、俺達はこっちで山の建物について調査する」

私達は今日の山の中や周辺にある建物について調査することになった

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私達の調査も、外で捜査している者も状況は難航していた

発見はやはり難しいのかと思っていた時、1本の電話が来た

「はい桐山です、えっ…ホンマですか！ありがとうございます、すぐに此方も調査進めます」

桐山さんの大きな声と内容に注目は一気に彼に集まる

「山の中でボロボロになった黒い車が発見されたって」

「本当か！、その黒い車見つかった周辺に怪しい建物が無いか」

「詳細の連絡が今来るらしい、皆もしかしたら間に合うかもしれないぞ」

時刻は夕日が沈む時間、外が暗くなってきたけど中間さんの発見に希望の光が見えた

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「…うーん、黒い車が発見されたとはいえ、発見は出来ひんのか」

黒い車が発見されたが、発見された周辺には建物がなかった

時刻は23時を回り、ずっと調査を進めていた私達も集中力が切れてきた

「3人共今日はお疲れさん、明日も捜査大変だと思うから１回仮眠の時間でも取ろうか」

「…ありがとうございます」

今日中に発見をするのは難しいと判断した桐山さんは、私達に休みの時間を与えた

「今日は本当きつかったよな、ありがとう」

優しく微笑んで話してくれる桐山さんだったが、その顔は何処か悔しそうにしてるようにも見えた

「この職場の中にある宿直室で睡眠取ってもええし、家に一旦帰ってもええよ」

「俺は家が近いので一旦帰って睡眠を取ります」

「わかった、急に呼び出ししちゃうかもしれないけど、ゆっくり休んでな」

私と藤井君は職場に残り、神山君は家に帰って行った

私はのんちゃんから来た連絡の返信などを済ませ、そのまま布団に吸い込まれるように眠りに落ちた