Gamble Guy【 桃 】

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ゲ ー ムの内容は 簡単で
転がしたダイスの目の数 を 当てるだけ 。









それを 3セット のみ 。









1回目は 、7 が 出た 。









2回目 は 、3 。









3回目 は ……









ダイス に 描かれている 悪魔 。









若い男の人 は 全て 当ててしまった 。









おじさん は なにも 当てられずに

ゲ ー ム は 終わった 。









｢ こんなこと … 今まで なかったんに … ｣




｢ 社長さん 、汗 かいとりますよ ｣








若い男の人 は ハンカチ を 差し出す 。








｢ う 、うるさいっ … ｣









しばらくすると トモヒロ が 来た 。









｢ 失礼します 、山岸様 は

⠀ 敗北 と なりますので



⠀ 10億円 の お支払い と なります ｣









｢ そっ … それは … ｣




｢ 当店の決まりは 最初に
⠀ お話しているはずですが … ｣




｢ わ 、わかった

⠀ 払えばええんやろ 、払えばっ ｣




｢ 明日のこの時間までに
⠀ こちらに書かれている講座に お願い致します ｣









おじさん は 汗をだらだらと たらし

急いで帰って行った 。









｢ ほんますごいわ 、ノゾム ｣




｢ ただの 偶然や ｣








｢ Aちゃん 良かったなあ 、

⠀ 勝ったのが ノゾム で 。｣







たしかに 、あんな おじさん には
貰われたくなかった 。









｢ 名前 、Aって 言うん ? ｣




こくん と 頷くと
親指で 頬を 撫でられる 。






｢ A 、新しいお家に 帰るで ? ｣







優しく抱き上げられる 。








なぜか 心地よくて
いつの間にか 眠っていた 。









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