9話 ページ10
2人並んで家へと帰る出久と煌都。
いつもなら楽しそうに2人で何かしら話しながら帰っているが、今日は煌都が一方的に話し、それに出久が相槌をうったり、短く返事をする程度のものだった。
煌都「…出久！やはり家に帰る前に勝己の所へ行くぞ！」
緑谷「…うん……え、？」
煌都「さっきのことまだ気にしておるのじゃろ？ワシには分かるぞ。やはり1発殴っておくべきじゃったの〜」
緑谷「え、いや大丈夫だよ…！……ごめんね、さっきから全然僕、煌都ちゃんの話し適当に聞いてて…」
隣を歩く出久の空気に耐えられなくなったのか、煌都は声をあげた。上の空だった出久は「うん…」と言ったが、意味を理解すると全力で首を降って断った。
煌都「よいか出久」
緑谷「うん…？」
煌都「他人に自分の生き方を否定されてもの、結局どうするか決めるのは自分なんじゃぞ。他人の言葉に耳を傾けるな。ワシの言葉だけ信じていたらいいのじゃ。
お前はヒーローになれる、断言する」
出久はまた、泣きそうになった。
お世辞でもなく、ただ真っ直ぐに相手に気持ちを伝える煌都だから、小さい頃からそうだから、知ってるから、本当にそう思ってくれている事が伝わって。
緑谷「………僕、一生煌都ちゃんには敵わないかもしれない…」
煌都「ふんっ！何を当たり前のことを！」
緑谷「…ありがとう、煌都ちゃん。君には助けられてばっかりだよ」
煌都「…感謝するがいい！！」
得意げな顔をして、腰に手を当ててふんぞり返る煌都の耳は赤かった。
そんな煌都を見つめる出久の目は優しい。
緑谷「……ねぇ、煌都ちゃん…どうして君は、いつも僕と一緒にいてくれるの？助けてくれるの？」
ふと、疑問に思った。
煌都ちゃんは好奇心旺盛で、たまに言葉がキツイけど人見知りもしなく誰にでも分け隔てなく接する。煌都ちゃんはきっと、僕と一緒になんかいなければ、それこそかっちゃんと一緒にいた方がもっと楽しく学校生活を送れていたんじゃないかと。
それを聞いた煌都は、きょとんとしたあと、首を傾げて言った。
煌都「？何を今更。それはワシが……ッ出久！！！」
緑谷「え………！？」
……言おうとした。
しかし、「ワシが……」の次の言葉は煌都の口から出ることはなく、焦った煌都の声が響いた。
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革ベルト
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やどんこたん - 合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！！ (2月1日 15時) (
レス) id: f5df38c333 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 合格おめでとうございます！！ (12月11日 20時) (レス) @page21 id: e3dfa91469 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ありがとうございます！！！もうちょっとで本格的に落ち着くかもです。長く待たせてしまい申し訳ないです…。絶対合格します！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m！！ (11月29日 23時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 受験頑張ってください！！！！！！！！！！受験が終わってひと段落ついたころにまた更新が始まるのかと思うとワクワクが止まりません…合格しますように〜！！！！ (9月5日 20時) (レス) @page15 id: e3dfa91469 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - Ashleyさん» 返信遅くなってすみません！！ありがとうございます！！絶対合格します！ちょいちょい投稿するので気長に待っていてくれると嬉しいです！！ (9月4日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年11月28日 7時
