テスト ページ2
A｢…｣
ノーマン｢…｣
背もたれに寄りかかりながら前に立って一生懸命説明をしている先生と、板書する生徒たち。
その様子を窓側の後ろの席でぼーっと見る。正直全然つまらない。だってもう知ってることをまた1から話されてる私の気持ち考えたことある？？？
つまらないったらありゃしない。
A｢ふぁ〜…………寝よ｣
机の上に出していた教科書とノートをパタンと閉じて左側に寄せた。
そして机に体を預けて私は目を閉じた。
これが私の毎日です。
・
ノーマン｢A、先生また怒ってたよ？｣
A｢だって授業全然つまらないんだもーん。なんでノーマンは真面目に受けてんの？｣
ノーマン｢一応授業だし…評価も下げたくないしね｣
A｢いい子ちゃんぶっちゃってもう…｣
ここに来てまず驚いたことは1日中ずっと勉強をするということ。休み時間もあるけど、たったの数分でまた違う教科の授業に入る。
制服があるのは特に驚かなかったけど、、、
それに運動能力も全然違う。やばくない？トーマ達の方が断然動けるってどゆこと？？？
エマ｢A〜！！ノーマン！！遊びに来たよ！！｣
A｢それ毎回言ってない？｣
ノーマン｢いらっしゃいエマ、レイ｣
レイ｢お前らの席やっぱいいよな。しかも隣。楽で良さそうだ｣
ノーマンと私は隣の席。特になにか仕掛けた訳でもなくてくじ引きでたまたま隣になっただけ。
A｢エマとレイは授業中何してる？｣
エマ｢私はノート取ってる！｣
レイ｢俺も｣
エマ｢でもレイはたまに本読んだりしてるよ｣
レイ｢なんで知ってんだよ｣
エマ｢後ろから見えるの！｣
ノーマン｢みんなAよりは酷くないよ｣
えぇ……なんかノーマン辛辣すぎない…？？
エマとレイは隣ではなく前後なのだそう。
てかエマ偉いな、別に尊敬しないけどね。レイは……なんか思ってた通りでつまらない。
A｢いでっ………え？なぜ？？？｣
レイ｢いやなんかイラッときて……お前なんか変なこと考えたろ｣
A｢レイってばもう…これだからレイは…はぁぁ｣
意味わからん的な顔をしているレイを横目にエマと話し始めた。
レイ｢…殴っていいか？｣
ノーマン｢出来ないでしょ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空こころ | 作成日時：2022年8月4日 12時
