どこに居ても、必ず…

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圭介にあぁ言われた日から数日経ったけど、本当に私は圭介と会っていない。

前まではメールも電話もちょいちょいやってたけど、それもない。だから、少し、寂しいなぁ…なんて。




それに、最近万次郎の様子がまた可笑しい。

またケンちゃんと喧嘩したのかと思ったけど、ケンちゃんは普通に万次郎を朝起こしに来たりするし2人でふざけあってるのも見る。

じゃあ何が可笑しいかって？


ただの勘である。逆にそれ以外にある？


そして今、なんだかずっとモヤモヤしてて気持ち悪いので万次郎に聞いた方が早いと思い万次郎を呼び出そうと携帯を持った。


ピコン、と1件のメールが届いた。





A｢…？知らない人からだ。詐欺かな｣





登録してれば普通は送った側の登録した名前も一緒にあるのに今送られてきたメールにはなかった。

詐欺かなとも思った。こういうのって最近流行ってるらしい。エマにも気をつけてねって言われたばっかだし。



でも、、、、多分…違う。



送られてきたメールの内容は至ってシンプル。







" 夜8時にあの公園 "







これが詐欺だとしたらきっと私は誘拐されるんだろうな。でも誘拐だったらあの公園じゃどの公園か分からない。


あの公園と言われて私が思い浮かぶのは1つしかない。


登録してない相手で、尚且つあの公園でどの公園か分かる相手…

………………誰だよ。

東卍の幹部連中の連絡先は一応持ってるし…登録してるから名前が出るはずなんだけどなぁ…

誰だ？東卍じゃなくて、連絡先登録してなくて、私と仲がいいであろう人物は…




A｢……………分かんね｣




いくら考えてもダメだったから晩御飯の時間まで私は寝ることにした。

分かんないことを考えても分かんないからね。










・




・












夜8時ともなればもう外は真っ暗だ。

早く来すぎたかなぁ…なんて考えながら唯一の明かりがある電柱の下にあるベンチに座って呼び出した奴を待つ。

あの後も考えてみたけどやっぱ心当たりあるやつは頭に浮かんでこなかった。






リン……と、鈴の音が聞こえた。

それと同時に足音がする。足音からして、、、2人。



だんだんと近づいてきて、電柱の明かりに照らされてその姿が明らかとなった。











A｢…あ……か、、一虎、、、？｣











暗闇から姿を現したのは、最近会ってなかった圭介と、最近どころか数年会っていなかった一虎だった。



年少から出たっていうの本当だったんだ…

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