222話 ページ34
A｢え、レイとはぐれた？｣
ギルダ『そうなの、なんか急に先に行けって走ってちゃって……あ！ノーマン』
ノーマン『A、今どこにいるの？みんなこっちに集合してるからA達もこっちに』
A｢はぐれた｣
ノーマン『…ん？』
A｢ナットとアンナとはぐれてしまった｣
バスで移動して、各自で探していたんだけど、一緒に探していたアンナとナットがいつの間にかいなくなっていた
連絡手段がこうしてあるのはせめてもの救いだ
ギルダ『……A、ナットとアンナならこっちにもういるけど…』
A｢え｣
アンナ『ごめんなさいA！はぐれちゃって勝手にこっちと合流しちゃった』
ナット『いつの間にかAがどっかに言ってるんだもんな』
なーんだ、じゃあ私以外全員もうそっちに集まってるのかぁ
とりあえずアンナはいいとして、ナットは締めておこう
すぐに向かうと通信を切ってノーマン達がいるであろう場所を目指して走る
人混みの中はあんまり好きではないけれど、わがままは言っていられない
A｢……どこ？｣
いない……ここにいるはずなのにみんないない……どこに行ったんだろうと周りを見渡すけれど、人人人…
まぁ、ドンとか背が大きいから目立つかと思いそこまで焦らず周りを見ていたら
……見つけた
そんなに道端に集まって通行人の邪魔になってるの気づいてないのかなぁ
いつも説教じみたことを言っているレイもギルダも何故かそのことを言おうとしない
流石に変だと思って少し足を早めてみんなが集まっている場所へ急いだ
A｢………………エマ……？｣
エマ｢みなさん……どなた…ですか…？｣
声をかけようとナイジェルの肩に手を伸ばした時、こんなにうるさい人混みの中で
その声は妙に耳に鮮明に届いた
レイ/ドン｢え｣
ギルダ｢嘘でしょ……｣
みんながこの子はエマじゃないのかもと話をしている中、レイは言った
ハッキリと
レイ｢いやコイツはエマだよ。記憶がないんだろ？コイツはやっぱり家族を奪われたんだ
家族から引き離されて…でもそれだけじゃない記憶や家族に繋がる全てを取られて｣
ドン｢ふざけるな！！なんだよそれ…確かに同じ世界に生きてるけど嘘じゃないけど……犠牲にはなってないけどさ
お前1人…！お前1人…！十分奪われてるじゃねぇかよ…！！｣
ドンの大きな声を合図に私は1歩踏み出した
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黒灰白有無％(プロフ) - 約半年ですけど、完結おめでとう御座います！お疲れ様でした、最終巻まで書いてる人は珍しいのでちょっとレアな感じしました、主人公の性格も好きで始まりから終わりまでとても良いお話でした！一番最後の番外編?みたいのも初々しくて可愛かったです!ずっと応援してます (2023年1月10日 5時) (
レス) @page40 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ruriniganaさん» ありがとうございます！！番外編は暇が取れたら書こうと思います！完結にしてますが更新する時にまた連載中にしようと思います！まだ時間が空くかと思いますが気長に待ってくれれば嬉しいです！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - りゅう酸さん» こちらこそ最後まで読んでくれてありがとうございます！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - 完結お疲れさまでした！とても素敵な作品で面白かったです！もしよろしければ、この物語の続きみたいな番外編作って欲しいです！笑 本当にお疲れさまでした (2022年6月6日 16時) (レス) @page38 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
りゅう酸(プロフ) - 空こころ様完結お疲れ様です！ 素敵な作品を書いてくれてありがとうございました (2022年4月11日 19時) (レス) @page38 id: 03bcb9c580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年2月20日 16時
