216話 ページ27
フィル｢エマも人間の世界に行けるんだよね？｣
エマ｢うん！｣
フィル｢本当に！？エマだけ死んじゃったりこっちの世界に残ったりそういうの絶対ない？｣
エマ｢絶対ない。私もここにいる皆も他の場所にいる食用児も誰も死なないし残されない
みんな生きて人間の世界に行ける｣
…？
約束も結べたしご褒美もあげたの？それで1人残らずあっちの世界に行ける？
できすぎてる
───が要求したごほうびはエマの大切なものが欲しいらしい。だけど、エマの大切なものは私たち"家族"
でも私たちはみんなで人間の世界に行く…それが約束だから私たちは貰えない
だから、特別にごほうびは何もいらない………………らしい
レイ｢いやおかしい。いくらなんでも話がうますぎる｣
A｢そうだよ、"何も無い"わけが無い。何かしらあるでしょ｣
ノーマン｢エマ、もしエマだけが何か犠牲になるような取り引きならみんなで残ればいいんだよ
この世界に｣
エマ｢や！ほんとになんもないんだって！！｣
……まだ少し、いや全然腑に落ちないけどエマがそこまで言うんだし…嘘をつけない子だってのはレイもノーマンも知ってるから
…いやでもこの場合…………やめよ、不安はあるけど大丈夫って言ってるし…
…………………………
A｢もしかしたら、ピーター・ラートリーが言ってたように人間の世界が平穏じゃないのかも。明るいだけの世界じゃないってことかもしれない｣
エマ｢そうでなくてもやらなきゃいけないことはたくさんあるし……だからごほうびはナシなのかも｣
A｢だといいんだけど…｣
やっぱり…無いってのはおかしいんじゃ……
エマ｢でも、それでも私はこの約束を履行してみんなと一緒に人間の世界へ行きたい
どんな不安も困難もみんなと一緒なら乗り越えられるから
明るい未来にしていけるから
行こう！！｣
・
・
・
エマ｢……｣
レイ｢…｣
A｢……｣
ノーマン｢…｣
みんなで金の水の前に立っていると、急に水が動き始めて階段がめっちゃ出てきた(？)
本当に……行くんだ…
エマ｢じゃあね！ありがとう！！ムジカ！ソンジュ！｣
ソンジュ｢おう！｣
ムジカ｢元気でね！｣
チラリと振り返ればムジカとソンジュが笑顔で手を振っていた
それを最後に私の意識はプツンと切れた
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黒灰白有無％(プロフ) - 約半年ですけど、完結おめでとう御座います！お疲れ様でした、最終巻まで書いてる人は珍しいのでちょっとレアな感じしました、主人公の性格も好きで始まりから終わりまでとても良いお話でした！一番最後の番外編?みたいのも初々しくて可愛かったです!ずっと応援してます (2023年1月10日 5時) (
レス) @page40 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ruriniganaさん» ありがとうございます！！番外編は暇が取れたら書こうと思います！完結にしてますが更新する時にまた連載中にしようと思います！まだ時間が空くかと思いますが気長に待ってくれれば嬉しいです！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - りゅう酸さん» こちらこそ最後まで読んでくれてありがとうございます！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - 完結お疲れさまでした！とても素敵な作品で面白かったです！もしよろしければ、この物語の続きみたいな番外編作って欲しいです！笑 本当にお疲れさまでした (2022年6月6日 16時) (レス) @page38 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
りゅう酸(プロフ) - 空こころ様完結お疲れ様です！ 素敵な作品を書いてくれてありがとうございました (2022年4月11日 19時) (レス) @page38 id: 03bcb9c580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年2月20日 16時
