214話 ページ24
｢なんの真似だイザベラ｣
｢今更母親ぶって、それでこれまでの自分が許されると思っているのか｣
やめて
｢お前は母親などにはなれない｣
｢どけ｣
イザベラ｢子供たちには指一本触れさせない｣
A｢─────ッ｣
ギルダ｢待ってA！今撃ったらママの体にも衝撃が…！｣
A｢でも撃たなきゃ…！！｣
撃たなければ、ママも死んじゃう……近くにいるエマは銃を今持ってないから下手したらエマも…
そう焦っていた時、鬼の頭は急に吹き飛んだ
どうやら王兵がラートリー家に仕えていた鬼たちなどを捕らえているようだった
鬼の爪が体から抜けて、支えが無くなったママはそのまま後に倒れた
A｢ママ…！！｣
エマ｢ママ！ママ！しっかりして！！｣
イザベラ｢エマ…無事？……みんな………誰も怪我はない…？｣
エマ｢ないよ！してない！｣
イザベラ｢よかった……………ごめんね…｣
嫌だ、だって、だってそれじゃぁまるで……
A｢みんな無事だったんだから！ママは自分の心配してよ！！｣
ギルダ｢待って今助けるから…！｣
エマ｢ママ！死なないで！！｣
ママは確かに私たちを鬼に差し出していた
それで1度考えたことがあった
ママは何を思ってるんだろうって、辛くないのかなって、くれた愛情は嘘だったのかなって
でも、
辛くないはずがなかったんだ
何も思ってないわけがなかったんだ
必死に自分の感情を殺して、1日を繋いで、、
ママが怖いと思ったことも確かにあった
でも、でも、でもやっぱり……！
ママがくれた愛情は本物だった
だって旅に出てから思い出すのはそんな怖いママじゃなくて、私たちみんな平等に愛をくれた
優しいママだったから
エマ｢やっぱり大好きなんだよ、私たちみんなママのことが大好きなんだよ！！
どれだけ辛くても裏切られてもママが自分自身を許せなくても
私たちにとって母親はママだけなんだよ！！｣
A｢…ママ……お願いだからッ…逝かないで……！！｣
そしてママは私の、私たちの大好きなママは今はもう弱々しい腕でこれが最後だというように
抱きしめた
イザベラ｢だぁいすきよ｣
イザベラ｢レイ…ごめんね……
レイ｢───ママ…
カランカラン
イザベラ｢待ってエマ…これでよし｣
行ってらっしゃい
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黒灰白有無％(プロフ) - 約半年ですけど、完結おめでとう御座います！お疲れ様でした、最終巻まで書いてる人は珍しいのでちょっとレアな感じしました、主人公の性格も好きで始まりから終わりまでとても良いお話でした！一番最後の番外編?みたいのも初々しくて可愛かったです!ずっと応援してます (2023年1月10日 5時) (
レス) @page40 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ruriniganaさん» ありがとうございます！！番外編は暇が取れたら書こうと思います！完結にしてますが更新する時にまた連載中にしようと思います！まだ時間が空くかと思いますが気長に待ってくれれば嬉しいです！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - りゅう酸さん» こちらこそ最後まで読んでくれてありがとうございます！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - 完結お疲れさまでした！とても素敵な作品で面白かったです！もしよろしければ、この物語の続きみたいな番外編作って欲しいです！笑 本当にお疲れさまでした (2022年6月6日 16時) (レス) @page38 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
りゅう酸(プロフ) - 空こころ様完結お疲れ様です！ 素敵な作品を書いてくれてありがとうございました (2022年4月11日 19時) (レス) @page38 id: 03bcb9c580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年2月20日 16時
