206話 ページ16
バン
レイ｢え……｣
A｢誰も…いない……？｣
ヴィンセントからの連絡通り私たちは地下一階の応接室に来ていた
扉を思いっきり開けて銃を構えた
…構えたけれど、中には誰もいなかった
いなかった……？
そもそも本当にこの場にピーター・ラートリーはいたの？
レイ｢どうなってる……？｣
ノーマン｢ヴィンセント、ヴィンセント聞こえるか｣
〔やぁノーマン、久しぶりだね〕
この声……！
ピーター・ラートリー…！！
〔やるじゃないか。λ壊滅に女王・五摂家皆殺し、王政崩壊…ここへの侵入も上手くやった。食用児にしては上出来だ〕
…ああ、分かった……そういう事か
A｢ここでの映像はダミーだな、ピーター・ラートリー。そして今いるのは……ヴィンセント達の所｣
〔よく分かったねA、やはり君もノーマンに次ぐ天才だ〕
A｢気安く名前を呼ぶな。ヴィンセント達の縄を解いて｣
解かないことくらい分かってる
でもこの状況は非常まずい…ヴィンセント達は縛られて拘束されている状態だろう
〔君たちの負けだよ。時期鬼ごっこも終わりだ〕
〔在庫保管室他君たちがかけたロックは今に全て元通りだ。君たちが殺せず"眠らせた"もの達も時期目を覚ますだろう〕
〔王都も。ソンジュとムジカは3日前に捕らえた、まもなく処刑が開始される〕
〔今後はこんな甘ったれた高級農園などぶっ潰して全てλ型新農園に1本化する〕
〔夢も希望も意思も
〔平和な"楽園"だ〕
何が平和な楽園だ
それはお前自身の、ただそれだけの楽園
楽園って意味履き違えてんじゃないの、コイツ
フツフツと怒りが吹き上がってくる中、私は思ってしまった
なんで……と
エマもレイもノーマンも顔を歪めて必死に怒りを抑え込んでる
だったらいいじゃん
私がアイツを…
ヴィンセント｢ボス！みんな聞こえるか！！｣
耳から、少し遠い声だけどヴィンセントの超えが聞こえた。叫んでいるんだろう、それもどこか焦ってる…話がさっきまで頭に入ってこなかった
周りが見えなくなるのはダメだ、落ち着け…１回落ち着いて……
ヴィンセント｢そういうことだ！まだ時間も勝機もある！終わりじゃない！撃て！目の前の敵を倒し作戦を遂行しろ
！！私たちに構うな！｣
ヴィンセント｢コイツらだけには未来を渡してはいけない！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒灰白有無％(プロフ) - 約半年ですけど、完結おめでとう御座います！お疲れ様でした、最終巻まで書いてる人は珍しいのでちょっとレアな感じしました、主人公の性格も好きで始まりから終わりまでとても良いお話でした！一番最後の番外編?みたいのも初々しくて可愛かったです!ずっと応援してます (2023年1月10日 5時) (
レス) @page40 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - ruriniganaさん» ありがとうございます！！番外編は暇が取れたら書こうと思います！完結にしてますが更新する時にまた連載中にしようと思います！まだ時間が空くかと思いますが気長に待ってくれれば嬉しいです！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
空こころ(プロフ) - りゅう酸さん» こちらこそ最後まで読んでくれてありがとうございます！！ (2022年6月7日 0時) (レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - 完結お疲れさまでした！とても素敵な作品で面白かったです！もしよろしければ、この物語の続きみたいな番外編作って欲しいです！笑 本当にお疲れさまでした (2022年6月6日 16時) (レス) @page38 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
りゅう酸(プロフ) - 空こころ様完結お疲れ様です！ 素敵な作品を書いてくれてありがとうございました (2022年4月11日 19時) (レス) @page38 id: 03bcb9c580 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空こころ | 作成日時：2022年2月20日 16時
