39段 ページ40
タ「バナナじゃないよー!!」
A「え、バナナどこですかー?」
喜「今自分で言ったんでしょ」
はて、心の中で言ったはずなのに………
三「あ、A。ここにいたのか」
A「あ、三木ヱ門ー!どこに行ってたのー?」
三「ユリコ達を掃除していた」
A「はっ!私も扇様をお手入れしなければ…!」
タ「あ!僕もついて行っていい?見てみたいんだ〜」
A「いいですよー!では行きましょうタカ丸さん!じゃね三木ヱ門に喜八郎ー!」
タカ丸さんの手を引いて私はそこから忍たま長屋へ走った
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A「いいですか?タカ丸さん。まず鉄扇の説明をしますね」
私の前に座っているタカ丸さんは目をキラキラさせて私の説明を待っているみたい
やはり扇様は人を魅了する特殊能力があるのかもしれない
タ「うん!よろしくね!」
A「私が愛用している扇様は暑い時に扇ぐこともでき、戦闘もできるという優れ物です
まず、扇様の親扇の種類から。私の扇様は真鏡面という親扇の研磨を使用しています。見ての通り鏡のような輝きを放っています。この輝きにタカ丸さんも魅力されてしまったんでしょう。
次に中骨。中骨は竹で出来ています。何故ここだけ鉄ではなく竹なのかと言うと竹には柔軟性があり、折れにくい。重い鉄を支えるのにはもってこいの素晴らしい素材なのです。ですが、その竹を使っているのはこちらの方だけでこっちの鉄扇は中骨も鉄で出来ています
そして、扇子紙の部分。この部分は特殊な構造になっていて紙を両面から2枚重ねただけのものではありません。2枚の中にもう1枚入っていて中骨が紙の中に上手く入るようになっています。
しかし、私の扇様は普通の鉄扇とは一味違います。私の扇様はとても薄い鉄を中に入れています。薄いと言ってもその強度はとても硬く、戸部先生の刀を受け止めることもできますし、手裏剣や苦無を弾き飛ばすこともできます。」
タ「へぇ〜!すごいや〜!」
A「まだ話は終わっていません」
タ「は、はい……」
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三「タカ丸さん、大丈夫だろうか…」
喜「…さぁ?」
滝「なんの話しだ?」
三「滝夜叉丸……タカ丸さんがAの扇様のお手入れについて行った…」
滝「あぁ……お気の毒に…」
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あい(プロフ) - 続き待ってました (2022年3月15日 9時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
青空 - これ面白いです!!!!!! 続き待ってます (2022年1月8日 22時) (レス) @page34 id: 802e0c174c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空こころ | 作成日時:2021年12月18日 16時