きゅう話 ページ10
悟空｢うわぁー店がいっぱいだっっ｣
A｢…｣
悟浄｢こんなに賑やかな町は久しぶりだな｣
三蔵｢あぁ｣
八戒｢妖怪の影響をあまり受けてないんでしょうね｣
悟空を先頭に町中を歩く三蔵一行
Aは三蔵と八戒の服を掴んで隠れるように歩いていた
三蔵｢歩きにくい…｣
八戒｢まぁまぁ｣
悟空｢三蔵！！あれ食いたい！｣
三蔵｢却下｣
悟空｢なんでだよ！イジワル坊主！！｣
三蔵｢聞こえんな｣
軽く言い争いをしながら歩く
悟空が指さしたものに目を向けたAは三蔵を見た。ダメだと言われたAは八戒を見る
八戒｢まあまあ…いいじゃないですか？肉まんくらい｣
三蔵｢甘やかすと悪い癖がつくぞ八戒｣
悟浄｢めっきり主婦だねぇ｣
三蔵｢死ぬか？｣
悟空とともに八戒に慰められていたAだが、横から声が聞こえた
｢────もしもしそこ行くお兄さん達、旅の人でしょ？この清一色が旅路の行き先を占ってあげますよ｣
細い目のなんとも胡散臭い人が三蔵一行に話しかけた
悟浄｢けっ、興味ねぇよ占いなんて｣
A｢占いってなぁに？私占いやりたい！｣
悟浄｢ダメダメ〜こんな胡散臭いの信用しちゃいけねぇよ｣
A｢悟浄のイジワル｣
不貞腐れたAは八戒の方に寄って行った。八戒の肩甲骨あたりに顔を埋めてグリグリしていた
八戒も何も言わないからそのままずっと続けていたらおでこが熱くなっていて顔をあげた
悟空｢───ッ何者だテメェ！？ケンカ売ってやがんのか！？｣
A｢…？八戒、何怒ってるの？……八戒？｣
話しかけても反応しない八戒に不思議に思いながら悟空とキツネ顔の男の方に行く
｢我はただの易者ですよ。信用度の低い……ね。我の牌は運命を語るんです…ほら
"災いは汝らと共に"─────｣
A｢…｣
何を言ってるのか何のことについて言ってるのかよく分からないAだったが良くない事だと言うのは分かった
ジィッと睨んだ後、1歩前に出て口を開けようとした
キャァァァアアアア！！！
大きな悲鳴が聞こえてAの意識はいつの間にかそっちに向いていた
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空こころ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2022年3月12日 18時) (
レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 先ほど、小説にコメントありがとうございます！最遊記の小説がなかなか巡り会えないので素敵な小説を見つけさせていただきました！頑張ってください！ (2022年3月12日 15時) (レス) @page7 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年3月12日 15時
