はち話 ページ9
A｢三蔵ー、届かない…｣
三蔵｢あ？知らねぇよ｣
A｢…｣
三蔵の塩対応にAは口の中に空気を入れてぷくりと頬っぺを膨らませた。明らかに不貞腐れている
八戒｢それにしても僕達のことはすごく警戒してたのに悟空と三蔵には特に警戒してませんでしたね｣
悟浄｢あれじゃね？悟空は同じガキだったからだよ｣
悟空｢俺こんなに小さくねぇし！！｣
ガチャリ
また騒ぎ始めた悟空と悟浄の耳にその音が聞こえればどちらともなく口を閉ざした
Aはと言うと、キラキラした髪の毛が目の前にあるのに自分の背が小さすぎて届かない事で拗ねていた
するとAは何を思ったのか拗ねていた顔が一瞬にして笑顔になった
三蔵｢あ？｣
ボフン
A｢届いたー！サラサラー！綺麗ー！！｣
三蔵｢……｣
八戒｢…｣
悟浄｢……｣
悟空｢…え｣
悟空｢さ、Aー！？！？え、え！？身体が大きくなった！！｣
驚いている悟空と未だに驚きで言葉を発さない3人
笑顔になったAは自身の身体を大きくしたのだ。110cmくらいだった身長が160cmくらいの大きさになった
思わず八戒は車を止めてしまった
八戒｢えっと…A？｣
A｢んー？なぁに八戒｣
八戒｢Aはこっちが本当の姿なんですか？｣
A｢うん！多分！小さいのはね観ちゃんが持つの楽だからって｣
Aの首根っこを掴んで歩き回る観音様が簡単に想像できた一行はため息が出た
しかしこの姿になっても中身は変わらないらしく本当に何も知らない子供のように純粋な笑顔を向けるA
自身の髪を今でも触ってるAに向けて一言
三蔵｢重い、邪魔だどけ｣
A｢いやー！絶対離さないもん！三蔵キラキラしてるから好きー！｣
三蔵｢チッ、おい離せ！重い！恥じらいっつうもんはねぇのかテメェは！｣
八戒｢三蔵、女性に向かって重いなんて言葉言っちゃいけませんよ｣
悟浄｢そうだぜ三蔵、女の扱い方がなってねぇな。Aチャン俺が1からいろいろ教えてやるよ｣
悟空｢おい悟浄！！Aに触るな！！｣
またうるさくなってきたジープ内にスパーンと乾いたいい音が響いた
三蔵の上に乗っていたAは大きくなった為、三蔵に悟空に向かって投げられ元の席に戻っていった
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空こころ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2022年3月12日 18時) (
レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 先ほど、小説にコメントありがとうございます！最遊記の小説がなかなか巡り会えないので素敵な小説を見つけさせていただきました！頑張ってください！ (2022年3月12日 15時) (レス) @page7 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年3月12日 15時
