にじゅうよん話 ページ25
｢おやおや、お宅のペットは忠誠心が熱いですねぇ｣
三蔵｢来るな悟空！A！｣
｢しかしよく吠える｣
清一色はAと悟空に向かってシュッとまた投げてきた。それは悟空の足に刺さり、悟空は倒れてしまった。
｢立っているのがやっとの状態でよく強がりが言えますねぇ……しかし、貴女は本当に不思議だ。まるでこの森が貴女を守っているかのよう…不思議ですねぇ｣
A｢悟空！！大丈夫？痛い？｣
悟浄｢お前ほんとに足折れてたのか｣
悟空｢さっきからそう言ってんだろ！｣
Aには悟空に刺さったようにはいかなかった。目の前にきた針のようなものを木の根っこのようなものが守ったのだ。
飛ばされた悟空の元へ走りグズグズと泣き始めるA。悟浄はとりあえず頭を撫でておく。
八戒｢二手に分かれましょう｣
三蔵｢なるほど。悟浄も昨日の1件で本調子じゃないだろうし、悟空はこのザマ、Aは…危ねぇしな｣
そう話して、三蔵と八戒はさも自然に悟浄に悟空とAを任せてさっき飛ばした清一色を追いかけて行った。
悟浄｢おい！あの野郎…わざと俺らを置いてきやがったな…！！｣
悟空｢マジかよ！？ふざけんな！！｣
悟浄｢あいつはそう生易しい相手じゃねぇ！追うぞ猿！｣
悟空｢当たり前だ！｣
Aは大声で話している悟浄と悟空を目をパチパチさせながら不思議そうに見つめていた。
しかしその間、きちんと悟空の服を握っていた。
悟浄｢うっ……｣
悟空｢なんだお前…昨日の傷治りきってねぇの？
使えねぇやつ｣
悟浄｢てめぇにだけは言われたくねぇよこの骨折猿！｣
悟空｢猿猿言うなこのエ ロ河童！！｣
中々言い争いが終わらないのでAは悟空の服を引っ張る。
A｢ねぇえー……早く三蔵と八戒の所行こーよぅ……｣
構って貰えなくて不貞腐れてるのか、この場所が嫌なのかは分からないが、Aの機嫌は良いとはいえなかった。
そんなAを見て悟浄と悟空は落ち着き、Aの機嫌をとって三蔵達を追った。
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空こころ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2022年3月12日 18時) (
レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 先ほど、小説にコメントありがとうございます！最遊記の小説がなかなか巡り会えないので素敵な小説を見つけさせていただきました！頑張ってください！ (2022年3月12日 15時) (レス) @page7 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年3月12日 15時
