じゅうろく話 ページ17
言い争いしている間に悟空と紅孩児はカニを倒した
悟空｢ゲホッ────やったか？｣
悟浄｢みたいだな｣
悟空｢！紅孩児…｣
カニを倒したら紅孩児達はひとかたまりになって三蔵一行を見ていた
紅孩児｢今日のところは退かせてもらう。とんだ邪魔が入ったしな｣
紅孩児は少し間を開けて、また言葉を発した
紅孩児｢…ひとつ詫びておこう。俺は自分の歩んでいる道に疑問を抱いていた。迷いを持って戦いに挑んだことは貴様らに対して無礼だったと思う
だが、俺には善悪では計れないほど大事なものがある
だから次は全てをかけて貴様らを倒す！
自分の為に｣
紅孩児はスッキリしたような顔をして悟空達に言った。きっともう迷う事はないだろう
李厘｢また来るからねー一緒にあそぼーねー今度はAもあそぼーねー｣
三蔵｢だれが遊ぶかこのクソガキッ、二度とくんなッ｣
A｢じゃあーーーねーーーー！べーーーー！！｣
三蔵｢じゃあねじゃねぇアホ｣
悟浄｢次は土産くらい持ってこいよなァ？｣
独角兕｢そっちこそ茶ァぐらい出せや｣
八戒｢お怪我の方お大事に｣
八百鼡｢はい、皆さんもお元気で｣
それぞれがそれぞれにまたなと挨拶をして、紅孩児達は帰って行った。それはまるで、"また一緒に遊ぼうな"と約束しているようだった
悟空｢"お元気で"─────って言われちゃったよ｣
悟浄｢ははっ！やりずらい敵だぜ全く｣
三蔵｢おそらく奴らでさえも誰かの駒の1つだろうな。牛魔王の蘇生を目論み、この世界に混沌を呼んだ"どっかのバカ"は、
紅孩児の後ろにいる。俺たちが倒すべき真の敵だ｣
三蔵の真剣な話に今までずっと紅孩児達に手を振ったり舌を出したりしていたAが入る
A｢後ろって紅孩児の後ろには誰もいなかったよ？｣
悟浄｢そうじゃねぇんだなぁ、ったく、可愛いやつ〜｣
A｢んふふ！｣
が…カハッ！ゴホッゴホッ
Aたちの後ろにいた八戒が急に咳き込み始めた。それを心配する三蔵一行
A｢…？八戒？大丈夫？｣
八戒｢大丈…夫─────何でもありません｣
A｢？背中さすってあげる！｣
トントン
三蔵｢おいそれはさするんじゃなくて叩くっつーんだよ｣
A｢？さすってもん｣
八戒｢アハハ、ありがとうございますA｣
A｢うん！！｣
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空こころ(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます！！お互い頑張りましょう！！ (2022年3月12日 18時) (
レス) id: 8fe586bbd3 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 先ほど、小説にコメントありがとうございます！最遊記の小説がなかなか巡り会えないので素敵な小説を見つけさせていただきました！頑張ってください！ (2022年3月12日 15時) (レス) @page7 id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空こころ | 作成日時：2022年3月12日 15時
