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おばあちゃんが始めに教えてくれたのは、自分を律して、自分の世話は自分ですること
優しいけど、そういうとこに厳しいおばあちゃんは、おばあちゃん自身も自分のことには厳しかった。
他にも怪我を治す薬草作りとか包帯の巻き方とか
そんなことを教えてくれた。
私は朝五時に起きて味噌汁を作る。おばあちゃんは、朝早く起きて村のみんなへの新聞を配る。
すごい今幸せなんだ。私
そう思えてきた。私は鼻唄を歌いながら、ネギを切っていた
___
「Aはほんとに味噌汁作るのが上手ね」
おばあちゃんは私の作った味噌汁を一口食べて笑った。
「違うよ、おばあちゃんが教えてくれるのが上手だったし、私いつも味噌汁ばーっかり作ってるからだよ」
「あら、そうなの?じゃ、明日は卵焼きでも教えてあげようかね。だし巻き玉子とかどうかね?」
「あ、作ってみたい!教えてよおばあちゃん」
はいはい、と呟き笑ったおばあちゃんは私の髪の毛を撫でた。
「可愛い髪色しとるがねぇ、
Aの髪の好きよ」
「そうなの?じゃあ誇りに思うことにしよー」
きっとこんな平和も崩れるのは簡単で崩したのは私だったの。
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作者名:枕崎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makuraz/
作成日時:2017年9月6日 6時