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桂side


愛をしっかりと示してやること、か



床にごろごろしているAの隣に行き、俺は愛をしっかりと示してやることにした





「A、好きだぞ」


「うん、知ってるよ」




「好きだぞ、愛してる」


「うん私も好きだよ」




この程度だとダメらしい




床に寝転ぶ彼女の空にふわふわ泳ぐ手を掴み引き上げる、うわ、とかそんな声が聞こえた



「A、」



「な、に?」



向かい合わせに座らせて、Aの耳に唇を寄せて彼女の苦手な低音で名前を呼ぶ


ドラマでみた吐息混じりで愛を囁く俳優を見て赤面をしていたA。


きっと現実でも弱い筈


「A、好き、愛してる、お前しか愛せない」


「……」


「可愛い、ほんとに可愛い、大好き」







「……あのさ」


突然背中に回された手は外されていて、妖刀は怪しげな色を放っていなかった


先程まで平気な顔して愛してるだの言っていたAの顔は真っ赤、口はわなわなと震えている



俺の胸を押し返しているAの手は殴る気でいる。




「わかったか?愛が伝わったか?」



「突然なにこれ、まだ3時だけど。プロレス組まないけど」


「なんで俺怒られてるのかこれ」



「好きなのなんて知ってるのに突然なによこれ。つーかこの刀何?」


「ああ、それ、マサカズのところの妖刀さ。


プロレス?」



「いいよ、ローリングサンダー決め込んであげよう」





「え、そっち?」


「……妖刀あんまり関係ねぇし、私武器変えないよ、攘夷時代に坂本からもらったプレゼントが気に入ってるから」






「……俺の苦労返してくれ」



俺は大きなため息をついた

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設定タグ:桂小太郎 , 銀魂 , 村塾組   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:枕崎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makuraz/  
作成日時:2017年9月6日 6時

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