108 ページ13
「のお！ヅラ2号」
「……ヅラ2号？」
風呂から上がり着替えた私は包帯を巻き直していた
斬られかけて、血のでた脹ら脛に包帯を巻いていると坂本という男に声をかけられた
「……ヅラ2号？なんで？」
「なんじゃ、おまんは風呂上がりでもさらし巻いとるのか」
「巻いてねぇよ！」
「いだいいだい！ヅラ！高杉！助け、」
と、男の大浴場に向かうヅラと高杉に声をかける坂本辰馬
「おう、坂本頑張れ」
と、ヅラは言って着替えを持ったまま浴場に向かい
「おまんら覚えとけ！」
「高杉！この男は私が消す」
と、手伝おうとしている高杉に声をかける、
「……なんなんだよ」
首もとをしめて、揺らす
「わがった、嘘じゃアメリカンジョークじゃ、離しとくれ」
「わかったよ」
話せば床に這いつくばり、息をする坂本辰馬
「……で、ヅラ2号って何？自己紹介したよね？私、夢野A！」
「いいんじゃよ気にするな、おまんは夢野より桂っつー感じがするんじゃ」
「はー、アホらしい」
「いやいやおまんらは絶対結婚する、四万かける」
「結婚しないに五万かける」
「あ、でもやっぱり金時2号っつー手もあるが」
「金時じゃなくて銀時ね。それもないから」
「わかった、高杉2号」
「全然自信ねぇじゃん」
コロコロと変わる渾名は面白い
会って数日で人のことを気軽に呼べる彼は人の懐に潜り込むの上手なよう、
「……よろしく坂本」
「おう！よろしく頼むぜよ、ヅラ2号」
「結局はその渾名で定着かよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：枕崎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makuraz/
作成日時：2017年9月6日 6時
