【学パロ】一目惚れと言う名の恋２【中原中也】

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太宰は入ってきて、夏樹の母さんに近寄りながらこういった。

「ここからやり直そうとしてたんでしょ？だから連れてきた。私達を攫ったのは、邪魔をされたくなかったから。理由はどうであれ、犯罪なのには変わりない。でも、あなたはそれでも見てほしかった。やり直すところを、Aに。」

夏樹の手を取って、Aの手もとって、二人の手を繋がせる。

『…夏樹…』

「…ええ…。Aちゃんは夏樹の友達だから…。彼女との仲が私のせいで崩れたなら、これが原因でなったって示したくて、だから、仕方は悪かったけど、連れてきたの。」

夏樹の母さんは申し訳なさそうに下を向いてそう語った。

太宰はその言葉を聞き、少し笑いながらAの手を掴んでゆっくり引っ張った。

「みんな、ついて来て。見せたいものがあるんだ。」

そう言って外に全員を連れ出した。

そこにあったのは………





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きれいな海だった。

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