【学パロ】一目惚れと言う名の恋２【中原中也】

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中也が暗証番号を入れるため、出口に向かって歩いて行った。

そのとき、奥にキラッと光る何かが見えた。

最初は何かわからなかった。けど、それは一緒に近づくとよく見えるようになって…

「じゃ、開けるぞ…」

入力しだしたということは、中也は気づいてない。

もし、番号が合っていて、鍵があき、扉を開けたらどうなる…？

あそこで光る"あれ"に殺 される…？

彼女の母親はそれだけ本気なんだ…

「…！開いたぞ…！」

開いたことに喜ぶ中也。今はそこじゃないんだ…

「太宰？」

「…中也…。扉を開けず、奥を見て…」

ずっと光ってる。

こちらに向けてある。

扉を開ければきっと、襲ってくる。

中也もそれに気付いたのか、嫌そうな顔をした。

いや、そんなんじゃ無い。

もっと…

不幸に襲われたような顔…

此処に落ちた者を、出さない為の、最後の手段だろう…

私達二人には、それを解決する為の案なんて持ち合わせちゃいない。

元から出られなかったんだ。

この階段前にある牢屋のような場所から。









扉を開けた先にある、光るもの…




機械じかけの機関銃(マシンガン)

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