【学パロ】一目惚れと言う名の恋２【中原中也】

#62 ページ17

いくら探しても見つからないヒント…

こうしてる間に、夏樹は……

中也に、治は……

『…誰か…助けて…』

ーｶｼｬﾝー

膝から崩れ落ちた。

誰かに助けてほしくて。

すると、何かが当たったのか金属音がした。

周りを見ても鍵のようなものが落ちてるようには見えなかった。

『(あれ…。そもそも鍵じゃない、よね…。じゃあ…)』

疑問が浮かび、ある１つの考えが浮かんだ。

ーこの床には、何か仕掛けがある…？ー

右足を動かし、下を見る。

そこには、大きめのタイルが。

だけど…

『大きさが、違う…？』

他のタイルに対して、ここだけとても大きい。

恐る恐るノックしてみると、金属の響くような音がした。

『(これ…タイルじゃない…)』

右下に欠けたような凹みがあり、それを使って外すと、ヒントが出てきた。

『…なに、これ…』

ヒント…。ヒントに感じられない、ヒント。

まるで問題だった。でも、きっとこれ…。

『…この答えが、暗証番号…？』

なら、早く解かなきゃ…

でも、こんなの、誰が分かるの…






その問題は……………









《娘がいなくなった日》

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