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ゆ「お昼食べようぜ〜」
時は過ぎ、昼休憩。
この学校にはありがたいことに食堂があるので、購買かお弁当を選ぶことができる。
私?もちろん今日の朝は作る時間なんてなかったから食堂へ行くことにした。
『それにしても以外だなぁ、お弁当なんて』
ば「せやろ?俺料理できんねん」
『いいじゃん、モテそう』
奏「でも実際は?」
ば「……」
『どんまい』
ばななと奏はお弁当組で、その他は購買組である。
チャイムが鳴るなり一目散に走って行ってしまったため、私は2人と一緒に食堂まで行くことにした。
『へー結構広いんだ』
奏「味も結構美味しいって評判なんだよ」
『まじか!楽しみしとこ…』
ゆ「席どこにすんのー?」
テ「今日結構人多いな…」
み「後からみんな来るんやろ?中庭とかのがええんじゃないん」
ア「せやな。そうするかぁ…って噂をすれば、」
『どしたのその荷物……』
無事4人と合流した私達は、4人の荷物を見てびっくりすることとなった。
え??ビニール袋が…6つ…???
何が入ってんの…???
み「サンドイッチとか飲み物が主やな」
テ「もちろんAのも買ってあるから安心して」
『いや…ありがたいけども』
今日お金持ってなかったし。
ゆ「中庭で食べるんやったっけ??時間なくなるしはよ行こうや」
ば「中庭で食べるとか久しぶりやな」
『青春っぽくていいやん、何で食べんの?』
ア「男6人で中庭で食べても青春のせの字もないからな」
『確かにそうだわ』
くだらないことを話しながら中庭へと向かう。
昔からいるかのような雰囲気出してるけど、私一応昨日転校してきたんだよね?
誇るべきコミュ力だわほんと……
『ここ中庭??めっちゃ綺麗じゃん…』
ゆ「うちの美化委員が手塩にかけて花育ててるからね」
『すごいわ…めっちゃ手入れされてる』
めっちゃきれいだけど、これは確かに男6人で来てもロマンチックの欠片もないな。
ア「さー食べるかー!!!」
テ「俺このサンドイッチもーらいっ」
み「あー!じゃあ俺これ〜〜」
ゆ「俺これにするわ〜。Aも好きなのええで」
『ほんと??じゃあ私もこれ貰おうかな』
いただきます、と言いながら手に取ったベーグルサンドを食べ始める。
『ん!おいひい!!!』(モグモグ)
ア「飲み込んでから喋りぃやww」
『…ゴクン。想像の倍美味しかった』
ア「それはよかった」
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作者名:びぃ。 | 作成日時:2022年3月4日 11時