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「あれ、何しとるん？」
この声は…。
「大先生…」
「なんでそんな嫌そうな声…。僕、悲しい」
「きしょい」
「え、ちゅめたい…」
安定のやり取りがあったあと、珍しくそれに入ってこなかったコネシマが聞いた。
「大先生何してんの？」
「いや、インカムでゾムさんがトンちがうたれたって言ったやろ？お見舞い行こうかと…俺書類溜まってて行けへんかったから」
苦笑いを浮かべながら大先生が言う。こんな時でも書類せんといけんってどんだけ溜まってるんや。
「大先生、今医療室入れへんで」
シャオロンが大先生の肩に手を置く。
「え、なんで？」
キョトンとした顔で大先生が尋ねると
「今入ったら、ペ神に掘られる」
「え…」
どんだけシャオロンに効いとんねん…。
呆れた。
ちらっとコネシマを見るとこちらも苦笑いを浮かべていた。
「掘られるのは嫌や。じゃあ俺帰る」
くるりと踵を返した大先生を慌てて呼び止めた。
「大先生！ちょっと手伝ってくれへんか？どうせ、書類も一段落着いたんやろ？」
「え？」
嫌そうな顔で振り向く。全然申し訳ないとは思わへんぞ。
「せや、今トントンを打ったやつの銃弾探してるんや。一緒に探してくれへんか？」
コネシマも押す。人数が多い方が早く見つかるに決まってるやろ。
「え、でも銃弾ってこっんなやろ？」
大先生が指でめちゃくちゃちっちゃい長さを表す。
「そんなちっちゃいわけないやろ」
シャオロンが冷めた目で返す。ワロス。
「ぐっ…」
「なぁ？ええやん！大先生！あとで可愛い子紹介したるから！」
お、ええぞコネシマもっといけ。
「ほんまに？！」
「あぁ！男に二言はない！」
「なら探す！」
「よっしゃ！大先生！あとでバカンスや！」
「おぉーー！」
「ほんまアホやな」
「せやな」
4人で頑張って銃弾を探し続け、気がつくと日が暮れようとしていた。
「あ、あったぞぉぉぉぉぉおおお！！！！！」
コネシマが両手を上げて叫んだ。
とてつもなく大声だった
だが、それより喜びの方が勝った。
ものすごく嬉しかった俺らは4人で輪を作って喜びの舞を踊った…w
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作者名：☆雅空☆ | 作成日時：2019年7月28日 21時
