【wrwrd！】認められたいんやぁ！[zm] (ページ2)

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「トントーン？書類書くからＣ国の資料くれへん？」

インカムをトントンに繋いで呼びかける。

《ええけど、今総統室にいるからちょっとまってな》

さすがトントン。忙しいにもかかわらず、すぐに返事をよこす。大先生とか、書類の締切近かったら返さへんのに。
…さすとん。

「ってか、総統室って…。またグルッペンさぼってんの？」

思わず語尾に笑いが混じってしまった。

書類におわれているトントンが総統室に行くのは大体、他国となにかあったときに話をするためか、色々仕事をサボっているグルッペンを粛清しに行くためか、の二択だ。

それ以外はあまり見た事がない。

で、今は特に他国と揉め事があった訳でもないしって考えると後者になる訳だ。

《せやで。ほんまにあいつはいっつもさぼって…》

ため息混じりのトントンの声がインカムを通して聞こえてくる。
こういうとき、トントンは大変なんやなってつくづく思う…。

《で、ゾム今どこにいんの？あれなら、持ってこうか？》

こんな時でも俺に優しい言葉をかけてくれる心優しいトントン。さすが俺が大切に思うだけある！

「いや、一緒に書記長室行こうや」

そう言うと同時に、俺は目の前にある、ダクトの床の蓋を開けて飛び降りた。