7.用意 ページ7
マザインゴの治療が終わり
クリーム色の救急箱をぱたんと閉じる
高橋「で？何、用件は」
ジェラル「キリミの飯だ」
高橋「あぁ、はいはい」
昔から不器用なだけあるなと
納得し台所にお鍋を取りに行く
高橋「お前が作った方が
あいつ喜ぶんじゃねえか？」
ジェラル「？そういうもの、なのか」
高橋「そういうものなの」
「なら手伝う」とソファから
立ち上がるマザインゴ
キリミがコイツの事好きなのは
だいぶ前から知ってたけど
コイツも負けじとキリミの事
好きだなぁ、とおたまを取りに行く
マザインゴの後ろ姿を眺める
ジェラル「…ん、何かついてるか」
高橋「別に
ところで、作るもん決まってんの？」
ジェラル「キリミはガッツリは
食べないからな、肉とか
そういうのはないと思う、が
…………最近はもっと少食なんだ」
高橋「よく見てるねえ」
ジェラル「…？そうか？」
高橋「…じゃ、おかゆとかにして
鶏肉とか入れてみるか」
ジェラル「ん、じゃあ冷蔵庫から
鶏肉持ってくるな」
高橋「あ、ついでに包丁と卵も頼む」
ジェラル「分かった」
…あれ、あいつに包丁って
持たせてよかったっけ
なんて考えていると
からんからん、と妙に高い
金属音が響いた
…………………まずい
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雨粒 - しししっしししらちゃ…！？！？(違ったらどうするアホ)あっああああありがとうございまずっ(土下座)頑張りまずっ(号泣) (2021年7月20日 2時) (
レス) id: 7ece90430c (このIDを非表示/違反報告)
しらす。/sirasu。 - …こういうのかける人ほんと凄いと思います。応援しています…！！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: fcb24bf181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨粒 | 作成日時：2021年5月1日 20時
