ヘタキャラ先生パロ☆授業は踊る！！

１２時間目　「唖然呆然」 ページ16

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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｧｯ


四人で楽しく(？)お昼を食べている時だった。


突然、しかも勢いよくドアが開き･･･。


「チギー！フェリシアーノ〜っ！！」


「菊〜ここにいたんだぜッ！」


「ヴェスト〜！俺様が来てやったぞッ！！」


―――･･･？


見知らぬ人に、首を傾げる少女だが･･･。


あの三人の表情が、妙に曇っていることに気がつく。


―――もしかして･･･苦手な人だったりする･･･？


「にっ、兄ちゃん･･･」


「ヨンスさん･･･どうしてここに･･･」


「兄さん、なんで俺の居場所が･･･」


―――やっぱり･･･。


少女はひたすら苦笑することしかできない。


つっこんではいけないと思ったのだろう。


「おお！見知らぬ人がいるんだぜ！！」


「ｹｾｾｾｯ！噂の転入生か？」


「なーんだ･･･男かよ･･･」


『ハハハ･･･こんにちは･･･』


―――･･･なんてムカツク人達なんだ･･･。


―――煩(うるさ)いし失礼だし･･･。


だが少女は、


『今日から来た、(人1)A。よろしく。』


やっぱりキャラを保ち、名を名乗った。


「すいません、A君･･･。そこの制服を着た人はヨンスさんです」


「俺の兄ちゃん、ロヴィーノだよ！！」


「同じく、俺の兄さん･･･ギルベルトだ」


『ヨンスさんはここの生徒なんですか･･･？』


「ヨンスさんは、留年の繰り返しで･･･。年齢も、私達より下ですしね」


『りゅっ、留年･･･。高校にもあるんですね･･･』


「ある所はあるし、ない所はないよー。それより早くお弁当ー！」


「フェリシアーノ、落ち着け･･･」


「俺達も一緒に喰うんだぜー！」


「俺様もー！！」


「俺もだ、コノヤロー！」


―――さっ、騒がしい･･･。


ギャーギャーと騒がしくなった校長室。


少女は静かに溜息を漏らした･･･。

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