19話 ページ22
作戦決行当日
「あー、身体中が痒い。」
「仕方ないやろ〜?どっかの誰かさんが無理しなければいいだけの話なんやから。」
あれからというもの、坂田はずっと輸血させられ、拒絶反応に耐えた。
千羅の言葉に鳩尾に一発決めてやろうとも思ったが、無駄な体力消費だと感じて手を引っ込める。
「…雲1つない星空、月は満月。
まぁ、良い感じだな。」
うらたは夜空を見上げ、天候を確認した。
あの時なぜ坂田が倒れていたことに気づいた者がいたのか。それは今も坂田の足元にいる狼のお陰だった。
うらたが用事の為、坂田の屋敷に上がると帰ってきているはずの坂田、この屋敷にいると噂の水穂がいなかった。
使用人も見たものはいたが、出ていた姿を見たものは1人もいない。不審に思ったうらたは敷地を探していると突如に森から走ってきた狼を発見した。
狼についていくと、血を流した坂田が倒れていた。
という経緯で発覚したものだった。
「大方、犯人には見当がついているけどな…行くか。」
うらたの呟きは誰の耳にも届かない。ただ1人…いや1匹、狼を除いては。
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朧月天音(プロフ) - ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫))さん» ありがとうございます。最近界隈が騒がしい状態でルールを守らない方が一定数いらっしゃったので更新を止めて離れておりました。今日から少しずつ出していく予定です。心配すみませんでした( ՞ 💧ᴗ ̫ ᴗ՞) (8月14日 14時) (レス) id: b60a9fb89a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみにまってます!(´;ω;`) (6月21日 18時) (レス) @page37 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧月 天音 | 作成日時:2021年1月14日 23時