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14話 ページ17

「他には…呪いをかけること。これは最初に魔法を作った魔法使いの意思に反する。

今回水穂に使った魔法は記憶消去魔法。
魔法の世界でも最高難度の魔法だよ。」

「さっきから何が言いたいんかよく分からないんやけど?」

紗奈は小さいため息を1つついた。

「焦らなくても大丈夫。
……私は水穂の記憶を消しただけじゃない。魔法使いの資格も消したの。」

紗奈は坂田を睨んだ。

「仲間の魔法使いには…最高難度の魔法は通用しない。さっき言ったあの2つの魔法もね。

…記憶を少しでも思い出す、ってことは魔法使いの資格を取り戻しつつある、ってこと。」

光の粒子はふわっと空中で消えてしまった。
紗奈はポツリと一言つぶやく。

「…最悪…。」
「何が?」

その一言に千羅が反応した。

「知ってるよ?"水穂に事情も話さず"坂田が自分の屋敷に連れて行ったこと。」

「(紗奈には全部バレてるみたいやな)」

坂田は目を細めて紗奈の話に耳を傾ける。

「…最悪なのは、水穂の体質。
この世界でたった1人だろうね。獣人の魔法使いは。」

この時だけは、何故か彼女の言っている意図がわかってしまった。そして、最後に放った言葉は聞かないふりをしていたかった。

坂田は一言も言わずに飛び出す。




『…今水穂は1人なんだよね?
屋敷に結界が張ってあると言えど…
誰も守ってあげる人、いないんじゃない?』

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設定タグ:浦島坂田船 , となりの坂田,あほの坂田 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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朧月天音(プロフ) - ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫))さん» ありがとうございます。最近界隈が騒がしい状態でルールを守らない方が一定数いらっしゃったので更新を止めて離れておりました。今日から少しずつ出していく予定です。心配すみませんでした( ՞ 💧ᴗ ̫ ᴗ՞) (8月14日 14時) (レス) id: b60a9fb89a (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみにまってます!(´;ω;`) (6月21日 18時) (レス) @page37 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧月 天音 | 作成日時:2021年1月14日 23時

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