【名探偵コナン】赤井先生と非リア充女子校生

三角関係 ページ8

園「で？それから？」

蘭「赤井先生ったら安室さんに対抗して窓から飛び降りようとしたのよ。Aの前でそんなことしようとするなんて、確実に脈ありよね！」

昼休みの。あたしは蘭と園子とポアロに来た。

珍しく今日は安室さんがいないみたい。

？「今日は安室さん、"用事がある"って言って昼休みはいないのよ。いつもだったら真っ先にあなたの元へとんでいくのに」

梓さんだ。ポアロでは安室さんの先輩。
あたしたちとも仲が良く、時間があるとこうして話かけにきてくれる。

梓「それとアップルパイ。3人にサービスよ」

3「「「ありがとうございます！」」」

彼女にお礼を言うとほほえみ、梓さんは厨房へ戻った。

園「ちょっとちょっとA！いつのまにそんな三角関係なんて作ってたのよ！そういうおもしろいこと、早く言いなさいよね」

主「三角関係！？誰が？」

蘭「だーかーら、Aと赤井先生と安室さんよ！本人は気づいてないみたいね…。」

主「え…えぇ！？まさかそんなわけ────」

園「あるわよ。あの２人がAに向ける視線だけ、他の人に対してと全く違うじゃない。完ッ全に三角関係よ！イケメンに奪い合いされる美人女子高生…くーっ！最高！」

テーブルをバシバシと叩き始める園子。お嬢様なのにこういう仕草はホントに庶民的…。

蘭「それでAはどう思ってるの？２人のこと」

主「えっと…安室さんは頼れるお兄ちゃん的な存在で赤井先生は────」

好き。

真っ先に浮かんだその二文字。

ストレートに言ってしまった。

その瞬間に２人はテーブルにつっ伏す。

園「もう何この娘！ピュア過ぎてまぶしいわ〜！」

蘭「可愛過ぎだから！これでAも晴れてリア充ね！！」

主「はぁ〜！？先生とあたしが！？だってあたし…生徒だよ？」

園「何言ってんの。このご時世、そんな恋愛当たり前よ。ていうかこっちの方がおいしいじゃない？」

蘭「安室さんには悪いけど、Aが好きなら赤井先生を応援するわ。最近だいぶ攻めてるみたいだし、早いとこくっついちゃいなさいよ」

そして最後に、もうすぐ地元の花火大会があるから皆で見に行こうと約束してポアロを出た。

花火大会での企み→←密かな対抗心

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