Ep. 4 リムジンで登校。 ページ4
「お嬢様、朝でございます」
朝山さんに起こされる。
「え…朝？」
最悪…昨日色々と考え事してて、あまり眠れなかったんだ！
「はい。今日から学校ですよ」
「まだ…寝てちゃダメですか？」
「ダメです。食堂にお食事を用意しておいたので、ごゆっくりお召し上がり下さい」
………………
in食堂
「A、おはよう」
「叔母さん、おはよっ」
食堂では、既に叔母さんが食事をしていた。
「私、とても幸せだわ」
「叔母さん？どーしたのイキナリ…」
「だって誰かと一緒に食事をするのは、久々だから…」
そうか…叔母さん、叔父さんが亡くなってから独りだったから…。
「あたしもだよ。叔母さんが引きとってくれたから…本当に感謝してる」
「ふふ。なんか朝から照れ臭いね」
そしてあたし達は、和やかなムードで食事を終えた。
・
・
・
朝「お嬢様、私が学校へお送りいたします」
あ…運転するの、叔母さんじゃないんだ？
なら安心…。
朝「お嬢様、お急ぎください！！」
はい…？
「えっ…さっき、ごゆっくりって言ってましたよね？」
朝「申し訳ございません。お二人が楽しくお食事をなされてたので、嬉しくなってしまい…。声をかけるのを忘れてしまいました」
ちょっとー！！
朝「安心してください。安全運転でまいりますので」
あたしは黒いリムジンに乗った。
《ブンブンブーーーン！！！》
なんか…ヤな予感がする。
案の定、朝山さんはおもいっきりアクセルを踏んだ。
「どこが安全運転なのよぉー！！」
「すみませんっ本当にすみませんっ！！」
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ちぇりー☆ | 作成日時：2011年9月13日 0時
