【wrwrd】幼馴染みと仲直り？ (ページ9)

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『っふ、ぁ、うぅ、ｸﾞｽｯ』

しばらく1人で泣いていると誰かの影で
少し暗くなる。

syp｢なんでこんなとこで泣いてんすか｣

顔を上げると小学生の頃に何度か遊んだ事のある
ショッピくんだった。

『ショッピくん…久しぶりやね、ごめん何でもないよ、さて教室戻って準備しなきゃ！』

syp｢あれからクソ先輩たちの元気がないんです｣

『っ！』

syp｢Aさんの方の詳しい事は知りませんけど、クソ先輩たちがなんで離れたのかは知ってます。どうせ泣いてたのあの人たち関連でしょ。｣

『…理由なんて、私の事が嫌いだからでしょ？今更ショッピくんに聞くまでもないよ。』

syp｢あの人たちはAさんの事嫌ってませんよ。むしろ大事だからこそ離れたんすよ｣

『なに、それ。意味わかんない。』

syp｢愛とか言う女とその取り巻きがクソ先輩たちを脅してたらしいっす。Aさんから離れないとAさんをいじめるって。｣

『ははっ、じゃあ離れたのは無意味だ。ゾムやロボロが居た1年の頃はいじめとは呼べなかったけど、みんな居なくなった2年からいじめられてたもん。結局私が1人で寂しくていじめられて辛かっただけやね。じゃあ話は終わり？私戻るね』

幼馴染みたちとの仲を戻してくれようとしたであろう
ショッピくんには申し訳ないけど、

私は私で精一杯であれからひねくれてしまった私は
自分は可哀想な子だと言い聞かせて
自分を可愛がる事で心の安寧を保ってきたから

今更彼らが私の為に行動してたと言われても
それを受け入れる事はできない。

スマホと鍵は持っているからこのまま
教室に戻らず帰ることにしよう。

鞄はらっだぁにでも帰りに届けてもらおう。

らっだぁとぴくとが鞄を届けてくれたお礼に
晩御飯をご馳走したが、何があったか
聞かないでくれた2人には感謝しかない。