【wrwrd】幼馴染みと仲直り？ (ページ8)

今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:411 hit

8 ページ8

次の日、2人にお礼としてお弁当を作ってあげた。

らっだぁの家で目が覚めてから
スーパーへ行って材料を買ってきたのだ。

午前中何回かロボロが話しかけてこようとしてたけど
ぴくとがいい感じに遮ってくれて
話しかけられずに済んだ。

午後は特に何も無く今日こそ私の家で
勉強会をした。

◇

それからテスト期間が終わり
学祭の準備が始まった。

何をやるかの話し合いはテスト期間前に既に
終わっておりうちのクラスはハロウィン迷路をする。

私とぴくとは当日の受付の係になったので
特に事前準備はないけど、何もやらないのも
申し訳ないので適当なとこを手伝う。

そして材料が足りなくなったらしいので
材料を置いている準備室に向かう。

と、そこに居たのは鬱。

こないだの事を思い出し緊張してしまう。

気にしないようにして頼まれたものを探し
急いで出ようとすると声をかけられた。

ut｢なぁ、Aは俺らのこと嫌い？｣

嫌いじゃない、そう言えたらよかったのに
私の口はそう言ってはくれない。

ut｢俺らが間違ってたんかな？離れるのがAのためやと思ってたのに…｣

意味がわからなかった。

離れるのが私のため？

1人だけみんなと離れて寂しかったのに
それが私のため？

『な、に、それ。私が1人で寂しい思いをしたのに、そ、れが私のため、なの？なんで？どうして？意味が…わからない。私は、私は！みんなといたかった！あんな噂の後にみんな居なくなるから！嫌ってたのはみんなの方でしょ！今更そんな私のためだなんて言わないで！私抜きで今までみたいにみんなだけで楽しんでいればいいでしょ！？』

そう叫んで持っていたものも投げ出して
走って準備室から出る。

どこへ行っても準備する生徒ばかりで辿り着いたのは
立ち入り禁止の屋上だった。