【wrwrd】幼馴染みと仲直り？ (ページ6)

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_生徒会室前

『…ふぅ。ｺﾝｺﾝｺﾝｺﾝ 2年のAです、仁井先生に頼まれt』

バーン！

まだ話してる途中だというのに勢い良く
開いた生徒会室のドア。

そして目の前に立っているドアを開けた犯人

『っ！…ロボ、ロ…』

驚きとどうしていきなりドアを開けたのかわからず
困惑している私と、何故か無言で
こちらを見ているロボロ。

思わず名前を呼んでしまった事に動揺して
頭が真っ白になってしまった私の前に
もう1人現れる幼馴染み。

zm｢ロボロー？どうした…って、なな、？｣

こちらを見て固まる人が増えてしまった。

誰も言葉を発さず誰も動かない。

先生に頼まれたものを渡してさっさと帰ればいいのに
真っ白になった頭ではもはや何をしに来たのかすら
思い出すことすらできない。

そして次は後ろから違う幼馴染みの声が聞こえた。

ut｢あれ、女の子おるやーん｣

kn.sha｢はぁ！？女！？｣

その声にビクッとしてゆっくり振り向くと
残りの3人の幼馴染みたち。

鬱がネクタイを先輩に引っ張られて居たが
そんなの今の状況では関係ない。

ut｢…A｣

『あ、の、えと、これ！届けに来ただけなので！』

子犬2人の叫びと名前を呼ばれたことで
意識を取り戻した私は
頼まれたものを1番近いロボロに押し付け
急いで離れようとする。

しかし、その手は誰かに掴まれて離れることが
出来なかった。

kn｢…A？｣

sha｢Aやん、なん、で｣

2人が戸惑いながらもこちらに寄ってくる。

『ご、ごめ、もう帰るから！ろ、ロボロも手離して、お願い、か、帰らなきゃ』

それでもロボロは手を離してくれない。

挙句、手に持っていた資料を床に落とし
抱きついてきた。

tn｢ロボロ！？｣

『っ！ろ、ロボロ、お願い、離れて！』

そう伝えても抱きしめる力が強くなるばかりで
離してくれる気配は一切なく
また頭は真っ白になっていく。

rd｢はいー、そこまでー｣

そんなロボロを離してくれたのは
RINEを見てきてくれたのであろうらっだぁ。

後ろにはぴくともいた。

『っあ、らっ、だぁ、』

パニックになっていたがらっだぁが
来た安心感により安心し、足の力が抜けて
座り込んでしまった。

その背中を優しく撫でてくれるらっだぁ。

rd｢よしよし、頑張ったな、少し寝ていいよ｣

撫でられながらそう言われて意識は落ちていった。