【wrwrd】幼馴染みと仲直り？ (ページ11)

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めちゃくちゃたくさんの女子と
そこそこの男子がきて良い感じに繁盛してきた頃、
女子の悲鳴(笑)が聞こえた。

声の聞こえた方を向くと、宣伝から帰ってきたらしい
胸元の開いたシャツにジーンズ、ピンクの首輪と
グレーのふさふさのしっぽと耳を付けたロボロと
他の幼馴染みたちの生徒会集団。

ロボロのコスプレは今まで見ていなかったけど、
小さい身長の割に鍛えられた胸元が少し見えていて
めちゃくちゃ色っぽくて、中学時代の気持ちを
思い出してしまうところだった。

一度目を閉じ、深呼吸してから何も見てない、
と言い聞かせて受付を続けていると
急に何かを羽織らされた。

よく見るとゾムがいつも着ているパーカーだ。

びっくりして見上げると顔を赤くしたゾムがいて
後ろの幼馴染み達も顔を赤くしている。

zm｢それ着とき｣

『え、あ、ありがとう…？』

びっくりして思わずお礼をしてしまったが
これじゃあコスプレの意味が無い。

『って、これじゃ何のコスプレかわから、ないし、申し訳ないから返すよ』

と返そうとすると

zm｢腕通して。｣

有無を言わさぬ言葉に大人しく腕を通すと
前のチャックを全部閉められフードを被せられる。

zm｢クリーパーのコスプレ。今日1日これで居って。じゃ｣

そう言ってほかのメンバーを置いて
どこかへ行ってしまったゾム。

一連の流れを見ていた女生徒は悲鳴の嵐だ。

ぽかん、としていると次はロボロが目の前に現れて
いそいそと自分の首輪を外しぴくとに持たせると、
私の首に手をかけて首輪を外した。

そしてぴくとに持たせた首輪と交換すると、
ロボロの付けていたピンクの首輪を付けられた。

ロボロは私の付けていた赤茶の首輪をつけて

rb｢こっちのが似合うで、俺の色やし｣

そう言ってゾムが消えた方へ去っていく。
更なる女生徒の悲鳴。

コネシマとシャオロンと鬱が
焦ってポケット等を確認している。

そして何も無かったからなのか

コネシマはいつも付けているリストバンド
シャオロンはいつものニット帽
鬱は制服のネクタイを無理やり私に付けて

｢全部絶対今日は外すなよ！｣

と3人揃って叫んで走って消えていった。

もうここまでくると女生徒も訳が分からず
悲鳴をあげるどころか空いた口が塞がらない。

状況の読めない私もぴくとに

『結局これ何のコスプレ？』

と聞いてしまうほど。