31 別れ ページ31
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No side
明け方、葛葉が寝ている部屋のドアが開いた。足音を立てないよう、近づくのはAだった。
A「...ごめん。」
珍しく"お兄ちゃん"と言うAはどこか儚い表情だった。そのまま寝息をたてていた葛葉の頬に顔を近づけリップ音を鳴らしてから部屋を出ていく。
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Aは葛葉にバレないようその足で家を出た。Aの視線の先には
1人で買ったスマホ、葛葉と叶から貰ったゲーム機とカセット。そして本間ひまわりと買いに行った服を着て渦に吸い寄せられるように消えていった。
....
A「ただいま。」
渦から出るとさっきの景色とは打って変わって鮮やかな血のような赤色の空が広がっていた。空を飛んでいるのは鳥ではなく、黒い羽が生えた人ではない何か。
Aも同じように羽を広げ空を飛ぶ。"せっかく着てきた服が破けちゃった"と呟いているA。イライラしているのか赤い目が鋭く光り、殺気をまとうAは周りが動きを止めるほど恐ろしくそれと同時に美しかった。
Aは自分の居るべき場所、魔界へ戻ってきたのだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
頬へのキス…相手に対する親愛の情
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ソラ(プロフ) - タイトル、小説説明ページ、設定タグ。この三箇所全て検索避けをお願いします。名前はkzh等、頭文字のローマ字を取って表記してください。2j3jも同様です。本人様にご迷惑にならない活動をお願いします。 (2022年3月31日 23時) (
レス) id: dac873ab67 (このIDを非表示/違反報告)
( ) - こんにちは、いつも葛葉の絶妙なシスコンさがあってとても面白いです！更新楽しみに待っています！ (2022年2月20日 18時) (レス) id: f238aafd47 (このIDを非表示/違反報告)
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