20 既視感の正体 ページ20
そのまま睡魔に負けて私は意識をベッドに預けた。
『葛葉大丈夫?』
葛葉「何がだよ。」
『体調悪いかなって思って。顔色悪いし、いつもだけど。』
お前もだろと葛葉に頭をコツンと叩かれている。
わざとらしく「痛い...」なんて拳が当たったところを押さえている私とそれを見て笑っている葛葉。
客観的に自分と葛葉を見ているため、夢だとすぐに理解する。
私も葛葉も若いなぁ。
葛葉「別に大丈夫だよ。俺が体調崩したことあるか?...あるな。」
『あるね。』
葛葉「まぁまぁ、大丈夫。今日俺?縺帙と会う約束してるから帰るの多分遅い。」
『またぁ?ホント好きだね?縺帙さんと会うの。私も会いに行きたいんだけど会わせてくれないよね。』
人の名前が入っていることは分かるのに、音声がバグってるのか上手く聞き取れない。でも絶対に聞いたことのある名前なことに間違いはない。
葛葉「お前はまだ早いな。うん。」
『そういえばこの間、教会で物騒な事あったらしいから気を付けてね。』
確か死者が数人出てたんだっけ。こんなに前にあったこと覚えてるの天才なんか？私。
葛葉「あ〜OK。銃殺されてたからな、気を付けるわ!」
『うん。約束ね。』
そうだ、あの時私が葛葉のほんのちょっとの違和感に気付いていればあんなことにはならなかったんだ。
夢の続きを見たくて瞼を強く閉じた。
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ソラ(プロフ) - タイトル、小説説明ページ、設定タグ。この三箇所全て検索避けをお願いします。名前はkzh等、頭文字のローマ字を取って表記してください。2j3jも同様です。本人様にご迷惑にならない活動をお願いします。 (2022年3月31日 23時) (
レス) id: dac873ab67 (このIDを非表示/違反報告)
( ) - こんにちは、いつも葛葉の絶妙なシスコンさがあってとても面白いです！更新楽しみに待っています！ (2022年2月20日 18時) (レス) id: f238aafd47 (このIDを非表示/違反報告)
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