検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:1,010 hit

GAME01 [2] ページ4

「念のため隠れててください
潰されないよう気をつけて」

「あんたはどうするのよ!?」

大丈夫ですか?

「まあ、なんとかします
お、これはなかなかの絶景……
ビュオォオオ··
変態登山家の血が騒ぎますね」

『いや、どんな血してるんですか』

「やっほー!!」

「バ…バカだわ
本物のバカ」

『本物も偽物もあるんですかね?(←バカは否定しない)』

ズン…ズン…
「こんにちは

クンクン

顔でかいですね」

ブフオォ··


「おい!なにしてやがる!」

あ、戻って来た

「肉球失礼します」

「ほんとなにしてんのよあんたは!!」

『大丈夫でしょうか?』

「パンダ一度は触ってみたかったんですよね
ぎゅう
しかも肉球
はああ…」

『……私も触ってみたいなぁ…』ボソッ

「和む…」

「和むな」

「大丈夫ですよ
こいつ散歩してただけなんで」


「………え?」

『散歩…?』


「いや目がね
逃げているときまったく
俺たちのこと見てなかったんです

こいつの散歩コースと
俺たちの逃げる方向がたまたま重なっただけ
俺たちを襲う気は元からないですよ
な、パン太郎」
ナデナデ

名前つけた……!

ん?パン太郎口開けてる?!

「ばか
はやく逃げて!!!」

ぶひゃん

「……」

『……』

「……
…汚ねぇな」

スンスン··

「……君も花粉症ですか」

パンダも花粉症になるのかな…?



ズン··ズン··

「やるじゃねェか
あんな状況でよく見てやがったな」

「君が何度も「目」「目」言ってくれたので
そのおかげで

それに
血を流す前にできることってけっこうありますから」

「……ヘェ…」

……血…苦手なのかな?

「で、そっちはそろそろ立てそうかい」

「もう少し…」

『だいじょーぶですか?』

「えぇ…というか変
あいつらなんで平然としてるのよ…」

ウニョウニョ

『あっ…』
ズサァァッ

「?」

ぐにゅ〜

「ぎゃあぁあ」



「や…こっちこないで

うにうに

たたっ切って刺し身にするわよ!!

ピタ

そ、そうよわかればいいのよ
カタツムリだしよく見たらかわい……

でろでろでろ…
……
やっぱり無理!!!キモイ」

ゴツ
「はーはー」

ピクピク

「…剣道でもやってんのかい?」
パチ…
『剣道やってるの…?かっこいい…!』
パチ…
「惜しいです
スプラッタ部書記」
パチ…
「うるさい
助けなさいよ!!」

「お見事!」

GAME01 [3]→←GAME01 [1]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パーカーonly | 作成日時:2018年1月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。