GAME01 [2] ページ4
「念のため隠れててください
潰されないよう気をつけて」
「あんたはどうするのよ!?」
大丈夫ですか?
「まあ、なんとかします
お、これはなかなかの絶景……
ビュオォオオ··
変態登山家の血が騒ぎますね」
『いや、どんな血してるんですか』
「やっほー!!」
「バ…バカだわ
本物のバカ」
『本物も偽物もあるんですかね?(←バカは否定しない)』
ズン…ズン…
「こんにちは
クンクン
顔でかいですね」
ブフオォ··
「おい!なにしてやがる!」
あ、戻って来た
「肉球失礼します」
「ほんとなにしてんのよあんたは!!」
『大丈夫でしょうか?』
「パンダ一度は触ってみたかったんですよね
ぎゅう
しかも肉球
はああ…」
『……私も触ってみたいなぁ…』ボソッ
「和む…」
「和むな」
「大丈夫ですよ
こいつ散歩してただけなんで」
「………え?」
『散歩…?』
「いや目がね
逃げているときまったく
俺たちのこと見てなかったんです
こいつの散歩コースと
俺たちの逃げる方向がたまたま重なっただけ
俺たちを襲う気は元からないですよ
な、パン太郎」
ナデナデ
名前つけた……!
ん?パン太郎口開けてる?!
「ばか
はやく逃げて!!!」
ぶひゃん
「……」
『……』
「……
…汚ねぇな」
スンスン··
「……君も花粉症ですか」
パンダも花粉症になるのかな…?
ズン··ズン··
「やるじゃねェか
あんな状況でよく見てやがったな」
「君が何度も「目」「目」言ってくれたので
そのおかげで
それに
血を流す前にできることってけっこうありますから」
「……ヘェ…」
……血…苦手なのかな?
「で、そっちはそろそろ立てそうかい」
「もう少し…」
『だいじょーぶですか?』
「えぇ…というか変
あいつらなんで平然としてるのよ…」
ウニョウニョ
『あっ…』
ズサァァッ
「?」
ぐにゅ〜
「ぎゃあぁあ」
「や…こっちこないで
うにうに
たたっ切って刺し身にするわよ!!
ピタ
そ、そうよわかればいいのよ
カタツムリだしよく見たらかわい……
でろでろでろ…
……
やっぱり無理!!!キモイ」
ゴツ
「はーはー」
ピクピク
「…剣道でもやってんのかい?」
パチ…
『剣道やってるの…?かっこいい…!』
パチ…
「惜しいです
スプラッタ部書記」
パチ…
「うるさい
助けなさいよ!!」
「お見事!」
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作者名:パーカーonly | 作成日時:2018年1月6日 21時