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もう気付けば体育祭が明日に迫っている、
にも関わらず、私は体調を崩してしまった。
早退ってなんか苦手なんだけど、
アヤ達に保健室へと連行されて、
熱を測れば38度近くあって、
有無を言わさず帰らされることになってしまった。
クルミ｢ちゃんと寝て、明日ちゃんと来てや？｣
アヤ｢最後なんやから！｣
A｢うん、ありがとう、じゃあまた明日｣
クルミとアヤが玄関まで見送りに来てくれて
私は、一人寂しく歩き始めた。
普段は一人で残って、一人で帰っているくせに
昼間にまだ皆が授業を受けてる中帰るのは、昔から嫌いだった。
駅に着いて携帯を開くと、
なぜか重岡からメッセージが届いていた。
A｢…アヤ教えたな｣
『言わんこっちゃないな』
『無理すんなよ』
その二言だけが送られてきていた。
すぐ治るわ、って返したら
はよ寝ろ、なんて返ってきた。
…明日には、治るといいな。
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作者名：あおり | 作成日時：2017年4月12日 19時
