第2話 ページ4
といっても………安室透。あいつ、組織の幹部のバーボンなのに何してんだろう??
そう思う。うーん。普通に探偵とか?それともプライベート…?よく分からん。だってあいつのこと私嫌いだから一方的に無視してるし。だからあいつは私のことを知らないはず。ジンとか諸々辺りは絶対何しても教えないだろうし。ベルモットは確かペア組んでるけど無さそう。なんか隊長?みたいなのやってるらしいし…。それもよく分かんないけど。
うーん。と思っていれば、いつの間にかHRが終わっていた。
今日も頑張らないとなぁ、と教科書やノートを机の上に揃えた。
***
『…はー、終わった。』
ぐぐっと伸びる。
その途端に来る怠惰感。もう疲れた。ジンに会いたい。さぁ帰ろう()
そう思ってかばんを肩にかけ、教室を出ようとした時。
「如月さん、帰りも一人なのー?かっわいそ……」
な ぜ 話 し か け る 。
法堂さんがいた。来るな寄るな話しかけるな。
『ごめんなさい、私早く帰らなきゃいけないんです。待ってる人がいるので、さようなら』
顔をちらりと見て逃げ出す。最悪最悪最悪。
片道20分くらいかかる家までBダッシュ。
ほんと、何考えてんのか分かんない。何がしたいんだ。
ガチャ、っとドアを開ければ、靴が3つ。一つはジンのだとして、もう2つは……
『ベルモット!ウォッカー!』
「あら、パル。おかえりなさい」
「おう、姉貴。お邪魔してますぜ」
私はベルモットに抱きついた。よしよしと頭をなでてくれるベルモット。大好き…。
「……おい。騒がしく帰ってきたと思ったら。」
こいつらより先に名前呼べよ、とジンはソファから不貞腐れていた。
きゅん、なんてもんじゃない。ずくん!だ。かっわいい…。
『ごめんね、ジン。明日は一番に呼ぶから…』
ジンの頭を撫でれば、ふんとそっぽを向いてしまったがなんとか機嫌は直したようだ。機嫌直さないと組織でベレッタぶっ放すから…。
「心が潤う……」とぶつぶつ後ろから独り言?いやふたり言が聞こえる。
『あ、そうだベルモット。これから一緒にお出かけしない?ショッピングモール!』
にこりと笑いながらブレザーを脱げば、「いいわね!」と服を投げてきた。
「あなたに似合いそうだったから買ってきたのだけれど、着てみて頂戴」
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あると(プロフ) - 犬田さん» コメントありがとうございます!わー、ありがとうございます!夢主ちゃんとジンの絡みは毎回書いてて楽しいので嬉しいです!コナンくんもちょこちょこ出せていけたらいいなと思っています!はい、頑張りたいと思います! (2019年7月5日 20時) (レス) id: ea1d837737 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 夢主ちゃんとジンの絡みが可愛い…!めっちゃ好きです。コナンくんもめっちゃ可愛いです…!!応援してます!頑張ってください! (2019年7月4日 23時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 沙月さん» コメントありがとうございます!ジンさん可愛すぎますよね!!おお…運良いですね…!!すごいです! (2019年7月1日 13時) (レス) id: ea1d837737 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - あー、もうジンが可愛すぎです!しかもコメントをしようって思ったら、広告が名探偵コナン!運がいいのか...? (2019年7月1日 11時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - ルイさん» コメントありがとうございます!そうですよね、作者もジンさん最推しなので自給自足でもしようかと思ってたんです(( キェェェェェ(( (2019年6月30日 11時) (レス) id: ea1d837737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あると | 作成日時:2019年6月25日 13時