刀ミュキャストは純粋でした。【佐藤流司】

信じて ページ8

Aside

流司が稽古に行き、部屋を掃除していると

『あ』

流司のスマホがあった

忘れ物かな

時間もあるし、届けに行こー





関係者の人に教えてもらって、流司のもとへ向かった



「キスしよ？」

ちゅ



『うそ...でしょ...』


見てしまった



流司が女の人とちゅーしてるところを




思わず鞄を落としてしまった

その音で気がついたのか、流司がこっちを見た

流「？！」

立「ﾌﾌﾌｯ好きよ。りゅーじ❤」


『っ...』


その場にいたくなくて、落ちた鞄を持ち来た道を戻ろうとした

流「待ってｯ...！」

手首を掴まれ、振り返ると流司は真剣な顔をしていた



流「...俺が好きなのはAだけ。それだけは信じて」




『流司は、あの時私を信じて待ってくれた。...だから私も、流司を信じる』


『でも今は...一人にさせて』




流「...わかった」


鞄から流司のスマホを出して渡した


『頑張ってね。稽古』



今私は、笑えてるのかな

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流司side


『頑張ってね。稽古』


無理に笑ったAから涙が零れ落ちた


手に残った俺のスマホを握り締めた

...これを届けに来たのか


立「流司、大丈夫？」

元凶の声が聞こえても、もう怒鳴ったりする気力もなくて横を通りすぎた







立「...」

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