【学スト】【ゴーゴリ】【文スト】道化師生徒との日常

＃19　この世界って理不尽だよね。 ページ22

〈9日目〉(だいぶ続いてる。)
『……………深く聞いていですか？』
ゴ「いいよー！」
気になるな、ゴーゴリさんの好きな人。

『容姿は？』
ゴ「えっとね〜可愛くて…」
『じゃあ私は対象外ですね。』
ゴ「…………………………あれ？私、今なんて言った？」
ド「可愛くて、と言っていましたが？」
シ(帰りたい…………)
ゴ「…………私、今Aちゃんの話してるよね。」
ド「知りませんけど、そうなんじゃないんですか。」
ゴ「ということは、Aちゃんが私の好きな人って事になるよね！ちょっと、こんがらがってたね。」
『そうなんですか。ゴーゴリさんの好きな人は私、……………………ゑ？』
ド「そういえば、僕達はこれから用事があるので。これで失礼します。行きましょうか、シグマさん。」
シ「…………………………嗚呼。」
ゑ？

『…………(逃、、逃げられないだと！？)』
私の手首は、しっかりとゴーゴリさんに握られていた。
いつもより、優しく。でも絶対に逃げられないように強く。
『放してください。』
ゴ「…………………………。」
ゴーゴリさんはだまっている。
『何か言ったらどうですか。』
あの、ゴーゴリさん？と言おうとした時、
…………唇が重なった。
『！？』
ゴ「ごめん。」
ゴーゴリさんは微笑んでいた。



















〈10日目〉【ゴーゴリ視点】
＿＿＿ゴーゴリの自室にて
午前0：30
…………………………眠れない。
もとから眠りは浅いけど、
今日はAのせいで眠れない。

僕、おかしくなっちゃったのかな…………
これが恋っていうものなんだろうな。


ゴ「…………いつになったら、僕の隣に来てくれるのかな。」
でも、きっと“僕”のことを知ったら
嫌いになっちゃうんだろうな。

だから僕は……………私はAちゃんが“ホシイ”という感情を押し殺すのだった。

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