目指して ページ10
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「習い事ってここ？」
先輩はバイクで私の習い事の場所まで送ってくれた。
【Let's dancing!!!】と書かれたそこの建物には大きなガラス張りの教室が外からも見え、今は小学生低学年が使っていた。
もう練習開始時間まで２０分を切っているからか、ワラワラと人が集まってきているのが目に映る。
10歳から20歳と幅広い世代が集まる中、みんなのパフォーマンスが揃ってないといけない。だからこそ、練習前から練習の気持ちで、手を抜くわけにはいかない。
「送ってくれてありがとうございます！」
「全然！頑張ってな。じゃ、またあした！」
先輩は軽く手を振ってその場を走り去った。
今から東卍の集まりとか言っていたかな。とにかく私はその日のレッスンに励むことにした。
習い事。それはバトン＆チアダンス。10歳の歳から初めている唯一の習い事。レッスンは厳しいし、小学校の頃は泣きながらレッスンに通ってた。でも、帰る時はいつも笑顔で帰ってた。それはきっとこのモットーのおかげ。
【みんなと笑顔で】
たくさん怒られても笑顔を忘れないで演技をすればきっといいものになると思ってだった。
幸いにも今度の大会のメンバーにも選ばれた。発表会やイベントにも出させて貰う機会が多い。
私自身がどんどん成長できるのはきっとこのモットーのおかげ。ひとつでも頑張ろうとこのモットーは「それでも頑張りたい」と思わせせてくれる。
2時間半のレッスンを終えると、大会ミーティングが始まった。
メンバーの中では私が唯一の最年少。
なんなら外れたメンバーの中に私と同じようにパフォーマンス力を持っている人は山ほどいる。
だからこそ、絶対にその友人たちのためにも恥じないステージにしたいと思った。
「自主練しないとだなぁ」
帰り道、1人歩く街灯の通り。誰にも聞こえない声でそう呟いた。蒸し暑い夏の夜で、どんよりと重たい雲が目に映る。
ビシャっと水溜まりを踏むと誰かの足にかかったようだった。
「あ、ごめんなさい」
かけてしまった人に軽く謝る。
ただ、顔をあげると思ってたんとちゃう状態になった。どう見てもイカつい高校生で、まさにヤンキー。そしてどこかの特攻服だろう。なんて書いてあるかわからなくて恐怖に襲われて固まってしまった。
「お前、そんなんで許されると思ってんか？」
その人はそういい、大きく目を見開いて私を見た。
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
