チキチキ ページ7
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夏だから薄手のものを中心に、舞台映する布を見ていた。正直、1から作ると値段はピンキリ状態。それでも、ステージに立つ子は絶対に輝くべきだから私たちも本気を出す。
「予算考えると、この布がいいんですけど、ステージに立つならこの布がいいと思って、それから、もうちょっと赤を主張するならここ布がよくて、夏映えするならこの布もいいと思うんですけど、それから」
「ちょ、浅田さん！さすがに多いって！候補もうちょっと絞って！」
目に止まった布全部を持ってきて先輩の前でプレゼンをすると止められた。
他にも6つほど持っていたが、それはまた追々との事で。
「お前、本当にステージ衣装好きで詳しいよね。そういうとこすごいなって思ってる。」
「私なんて全然……」
「多分俺よりか詳しいから。……それと、それやめたほうがいいよ。」
少し寂しそうな顔で先輩は私にそう言った。突然だったから驚いて聞き返してしまった。
「それ？」
「私なんてなんて、思わないで。浅田さんは浅田さんの良さがある訳だし。
自分だけはそれを否定してあげないで。」
一驚した。同時に、自分に唖然とした。
「私なんて」それは私の口癖だった。
私は私自身をあまり愛してあげれない性格だった。それも、褒められた時。特にみんなはもっとすごいって思う時にだ。
普段もノートが綺麗だとか、話しやすいとか、衣装作りが上手いとか、そういう時もそうだ。
レッスン以外は、そうだ。
レッスン中、先生に褒められるとどうしても嬉しくてありがとうございますが先に出る。でも、どうしても自分という存在は必要であるか毎日が不安でしか無い。
上手く返事が出来なかったけど多分先輩には「気をつけます」といった気がする。自分のこと好きになりたいから、オシャレもトレンドもレッスンも全部頑張っている。それでも自分のことよりも周りのことを1番に考えてしまう自分がいるのが事実だ。
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
