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バイクの上は思ったよりも痺れず、乗り心地が良かった。前からの風が気持ちよくて、バイクの後ろから見る三ツ谷先輩の姿があまりにもかっこよすぎた。
風の強さで前傾姿勢になってしまい、下を向くと、コツンと先輩の背中に頭が当たった。トキメキ、危険を察知し顔をあげると少し先輩の首がいつもより赤くなっていて、今日は本当に暑い日なんだなと思い知った。
「浅田さァーん！！！もうつくぞ！！！！」
急に大声を出す先輩に対しビクッと体が跳ねた。
バランスを崩しそうになり思わず先輩の体に捕まった。
「ひゃい！」
口から出たのはその返事だった。なんとも弱々しい返事で我ながら驚いていた。
すると、先輩は自分の体に巻かれたその手を握り、「しっかり捕まってろ」と言った。
心音聞こえてないか不安になってしまうぐらいドキドキした。こんなことされたら大大大苦戦してしまう。
感情が抑えることができず、大きな風の音が聞こえるはずなのにも関わらず、鼓動だけが私の耳に届く。ドキンドキンと、あまりに大きい音に出血でもしているのではとか、その場で全力ダッシュしたのではとか、いろいろ考えさせられた。
そこから、数分もしない間にその場に着いた。
バイクから降りると前髪がどこかに行っていて慌てて鏡で直した。
先輩と二人っきりなのに本当に最悪だ。
「髪の毛、ここ跳ねてんぞ」
スっと伸びたそのてで右上の気づかなかったところを治してくれた。
「！！あ、ありがとうございます」
すごく恥ずかしくて、サッと目線を外してしまった。
もうバレているかもしれないが、先輩の笑顔が大好きだ。初めて、こんなに優しく笑う人教室出会ったからかもしれないが、一個上であるという事実がまたときめいてしまった。
いつか、いつか告白出来れば。そう思ってもう半年以上すぎた。
もし、同じ学年で、同じクラスなら。
もし、同じ地域で、同じ通学路なら。
もし、同じ愛情を、同じ場所にいる未来であるなら。
周りと比べて落ち込んでしまうけど、ヤキモチ妬いちゃうし早起きも苦手だけどもらってほしい。笑ったり、夢を語ったり、傍にいたりは得意だから任せて欲しい。
そう思ってしまう程、彼は愛おしい。
「行きましょ！！」
全力笑顔を先輩に向け、いつもより強気な声を出して店の中に小走りで突き進んだ。
トキメキをビートに乗せて
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アヤミ(プロフ) - 天狐さん» 指摘コメント恐れ入ります。修正と共にお詫び申し上げます。今後このようなことがないよう精神ともに気をつけます。 (2021年10月3日 6時) (
レス) @page5 id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
天狐(プロフ) - ページ5の三ツ矢のバイク、バブじゃなくてインパルスです… (2021年10月2日 23時) (レス) @page5 id: dd864c9e93 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - 。さん» コメントありがとうございます！気になるように制作出来て良かったです！ (2021年9月11日 21時) (レス) id: e4f23350bf (このIDを非表示/違反報告)
。 - ア''ア''ア''ア''ア''！！！！続き気になる！！！どうしてくれんだよ(？) (2021年9月11日 8時) (レス) id: 9fc44877f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アヤミ | 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 11時
