三軍の19ページ ページ20
週末、私はいとこであるたっくんの指定された場所に向かった。
そこはたっくんの通っている伊達工業高校だった。
平日って訳でもないし、ましてや誰にも遭遇する訳がないと思った私はマスクをしていなかった。
でもそれは失態だった。
及川「あ!Aちゃん!」
> > 対 戦 校 青 城 と か き い て な い < <
及川「やっぱりマネージャーやりに来てくれたの?!」
貴方「え、ちが、いとこの応援に……」
及川徹は私の手を握って表情をコロコロ変えていた。
及川「え?!いとこって伊達工なの?!」
そうです。伊達工です。の意味を込めて頷いた。
及川「聞いてないよ!」
ゴッ
及川徹の頭にボールがクリティカルヒット。
岩泉「クソ川!!いつまで油売ってん……だ」
あ、しまった。
岩泉くんにマスクしてないところ見られた
やばい。
気づかないで!!
岩泉「……鈴木?」
気づくなってばっっ!!!!
私は静かに頷くと「まじか」と少し驚く岩泉くん
いつの間にかやってきたたっくんは静かに私を見下ろした。
一応自己紹介しておくか……
貴方「え、と。
こちら、いとこの青根高伸です。
で、右から同じクラスの及川徹。クラスは違うけど同じ学年の岩泉くん。
…です。」
しれっと自己紹介したけど、よくよく考えて見たらお互い選手なわけだから知り合いでもおかしくない。
互いが互いに会釈をする3人。
及川「っていうか!ずっと言おうと思ってたけどなんで俺だけフルネームなの?!」
カーストの位が高いからとか言えない。
貴方「私が及川くんとか、徹くんとかって呼んだら……貴方自身がからかわれるかもしれないし、私、そんなことはできない」
目線も合わせずにそういった後、彼を見ると彼は顔を両手で押さえて上を向いていた。
え、何この人怖。
青根「A。応援席まで行こう。」
たっくんの言葉に戸惑いながらも頷きその場を出ていった。
ーーー
貴方「私が及川くんとか、徹くんとかって呼んだら……貴方自身がからかわれるかもしれないし、私、そんなことはできない」
俺は顔を両手で押さえて上を向いていた。
何この子可愛すぎ!!
全部俺のためってこと?!
青根くんがAちゃんと一緒に過ぎ去って行ったあと、岩ちゃんと二人っきりになった。
及川「岩ちゃん。」
岩泉「あ?」
及川「俺もう死んでもいい」
岩泉「じゃあ死ね」
及川「辛辣っ!」
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アヤミ(プロフ) - ユフさん» コメントありがとうございます!パスワードの件ですが、HQの方はTwitterのDMにて答えさせていただきます。黒バスについては古い作品ですので、文の工程が幼稚のため現在訂正をp〇xivにあげるよう調整中です!それでもいいのであればこちらもDMにて答えさせて頂きます! (2020年8月31日 23時) (レス) id: 82d0387247 (このIDを非表示/違反報告)
ユフ(プロフ) - 読んでてニヤニヤしてしまいました笑。ハイキュー(梟谷)と黒バスの作品も見たいのですが、パスって教えてもらう事可能ですか?もし可能なら、Twitterで聞いた方がいいでしょうか? (2020年8月30日 11時) (レス) id: e7f940e8cf (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - ヴィズさん» 心があったまるヴィズちゃんらしい素敵なコメントありがとうございます。ぜひほかの作品も読んでいただけると幸いです。ぷぷぷ。私も好きです。今日ネタバレします。 (2020年2月14日 7時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - こんにちは。作品拝読させて頂きました。夢主ちゃんの葛藤が分かりやすく、スポッと内側に入ってきました。Twitterで感想実況していたので良ければ見てください。ほかの作品も読もうと思います。ぷぷぷ。あやみちゃん大好き (2020年2月14日 2時) (レス) id: faed2ccaa7 (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ(プロフ) - モンブラン♪@アップルパイも捨てがたいさん» 初期からずっと応援してくださったこと、本当に嬉しかったです!またどこかでお会いできたら嬉しいです!こちらこそ、ありがとうございました! (2019年11月2日 19時) (レス) id: 0fd1dfdd83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤミ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月1日 21時