travel 78 ページ32
「お、なんだ 生きてんじゃん」
「ったりめーだっ…体は頑丈なもんでな…」
アルティアは立ち上がったかと思うと、すぐさまラフィナを抱え、男から距離をとる。
「お？その嬢ちゃんが大事か…」
「てめぇには触れさせやしねぇよ。��3796ページ！――
アルティアは本を取り出し、魔法を発動させる。すると、ラフィナの周りに半球の壁のようなものが現れ、ラフィナをすっぽりと覆う。
「ち、魔本使いか！」
「さーて…俺もそんなに時間はないんでな、早々に決着付けさせてもらうぜ！」
そう言って、アルティアは男に突っ込んで行った。
・・・
同時刻。ベル&リオ&アレクはと言うと。大通りだと言うのに急に人通りが少なくなり、不穏な気配があたりを包みこむ。
「あー…これって…」
「だろうな…今頃、向こうも何かされてるはずだ」
「だよなぁ…どーしてこう上手く行かないんだか…」
3人は武器を構える。すると、20人はいるだろう黒いマントを羽織った男たちに囲まれた。
「君たちの目的は、何？」
「はっ、堕神カルネジアを宿してるっつー青髪のやつを探してんだけどよ、知らねぇ？」
「少なくとも、ここにはいねぇな」
「あぁ。残念、あたしらも知らないな」
「はっ、誰かと思えば裏切り者のアレクじゃねぇか」
男の1人が、そんなことを言う。だが、アレクは笑い飛ばした。
「裏切り者だぁ？はっ！元からてめぇらの仲間になったつもりはねぇよ！」
「なにぃ！」
そんな調子でやり取りをしていたが、1人の男がアレクへ、攻撃を仕掛ける。どうやら、痺れを切らしたらしい。
「やれやれ…我慢ならねぇってか？」
「仕方ないなぁ…じゃあ、相手してあげるよ」
「そうだな」
ベル達は、それぞれの武器を手に、20人はいるだろう男の集団へ、駆けていく。お互いに、背中を任せながら。
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ユエル＠リノリア(プロフ) - りょーさん» コメントありがとうございます！不定期更新なのでいつ更新できるかわかりませんが、待っていてくださると嬉しいです！ (2017年10月16日 18時) (
レス) id: cfdb788b81 (このIDを非表示/違反報告)
りょー - とても面白かったです！続き待ってます！ (2017年10月15日 17時) (レス) id: b27fe6d1f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユエル＠リノリア | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月20日 23時
