タイニーシンドローム

ちりもつもればやまとなる ページ6

「ユウハさんがかわいい？」

「そーなんですよぉぉぉ！！」


ユウハさんとの撮影を果たしたジミンがたまたまリビングの入り口付近にいた僕に入ってきた瞬間抱きついてきた

開幕一言がユウハさんかわいいーーーー！！！だよ？

何があったって感じだよね


「ホソクヒョン！」

「なに、どしたの！」

「ユウハさんがかわいいーーーー！！！」


2度も同じ言葉を耳元で言うな

しかも大音量

ジミンの口を手でおさえた後、もう片方の手で抱きついてきた腕を剥がしてリビング側へ体を向けさせる


「さー、テヒョンのところへいってこーい！」


手を離す

目的地を示すとそこは一心不乱に駆け出す

口からはずっとかわいいーのいーが再生されている

そんだけ可愛かったのかな

テヒョンの座っているソファーにグク、ユンギヒョン、ナムジュンがいて、みんな巻き添えになっていた

キッチンに立つジニヒョンが笑いながらお皿を洗っている

僕はそこに行くつもりだった


「お皿洗い手伝いますよ」

「やー！ありがとー！」


流石に皿洗い中の危険地帯にあいつを持ってくることはないだろうという算段

そういえば、僕も撮影一緒だった

口には出さない

今のジミンは耳が発達してるはずだから、少しでもユウハさんのこと口にしたら寄ってきそう

その光景に、少し笑ってしまった

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